暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第79話 =終わって始まる物語=
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バッグにしまい背負いなおす。

「…アンタっていつもそうよねー」

「そうですよ」

「ほんとだよね…」

「もう救いようのない気がするわ…」

上からユカ、シリカ、サチ、リズに口々にそういわれ心に4本くらいトゲのような槍のようなものが刺さった気がするが何とか心がくじけるのを堪えてにっしーの後を追う。と、前にリズに声をかけられ急停止する。

「リクヤってさー今日のオフ会どうするのー!」

「もちろん行くけど…。…何時からだっけ?」

俺が時間を聞くと一瞬リズがにやりとした表情を浮かべた気がするがまばたきした瞬間にいつもの顔に戻ってるので気のせいだと納得して時間を聞くとどうやら17時かららしい。それなら部活終わるのも同じくらいだから移動あわせて今日は早めに切り上げて向かおうとするか。

―――――


そういえばあれから須郷たちがどうなったのかとかいろいろどうなったかも話しておくべきかな。アルヴヘイムの地で現実離れした実験をしていたあの二人はまず否定、否定の繰り返しでさらには互いに罪をなすりつけようとし、そして最後にはあの茅場晶彦に全ての罪をかぶせようとした。が、やつらの部下の1人が重要参考人で引っ張られた時点で一気に急展開を向かえ自白し始めたのだ。さらにSAO未生還プレイヤーのこともばれて完全に逃げ場がなくなり、後半が決まった今は精神鑑定を申請するというあがきをいまだに見せているらしい。
ここまで来てしまえばもう俺たちの手の届かない問題になりそうなのでそこからは大人の判断に任せよう。ただ、この件のせいで結婚話を進めていた小父さんこと彰三さんは結構なショックを受けていたらしい。アスナ曰く「人を見る目がなかったーだって」。後で小父さんの友人である俺の父さんにこっちに来てもらって慰めてもらおうかと考えたが肩の荷の降ろし方が判らないだけだから趣味を見る蹴れば元気になるのでそこまでしなくてもいいと結城姉妹は言っていた。

そして幸運だったのはユカ以外、実験をされたという記憶を持っているSAOプレイヤーがいなかったこと。そしてユカもそんなに精神に異常をきたしているわけではなく「俺に敵とみなせ」という命令が少し残ってるだけだから今のところは怒らせたら投げナイフならぬシャーペンが飛んでくるだけ、普通の生活を送れば十分に治るらしい。

…とまぁ、上のことだけ見れば正直いいことだらけだが実は須郷と廣田のせいでレクトプログレス社とアルヴヘイム・オンライン、さらには他のVRMMOというゲームすらも存続不可能な打撃を被ったのだ。SAOだけで結構な信頼を失っていたにもかかわらず人体実験していたというのが追い討ちとなって『全てのVRMMOが犯罪に使われる可能性がある』という評価が下った。
最終的にはレクトプログレスは解散、レクト本社も
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