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東方記憶録
第一部
第一章 高校生活
第一話 いつもの生活
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「たちの悪いイタズラです。」
と答えてはいるものの俺には分かる。学校側も焦っているのだ。
高気「まぁ、そんなこんなで春樹の家の前まできた訳だが。」
ピンポーン(チャイムの音)
春樹の母「はーい、あら高気君じゃない。家の子を心配して来てくれたの?」
高気「はい。それでお家に上がらせてもらいたいのですが。」
春樹の母「もちろん良いわよ。元気づけてやってね。」

春樹の部屋
高気「おーいはるk」
カチッ
春樹「ん?なんだ高気か。驚かせないでくれよ。」
そういいながら春樹は手の中のエアーガン(さっきの音はこれをリロードする音だったらしい)をしまった。
高気「何だよ。いきなり物騒な物を持ち出して。」
春樹「ハハハ、悪い悪い。つい怖くなってな。」
高気「あぁ、例の件か。あれさぁイタズラなんじゃないか?」
春樹「どうして?」
高気「だってよ、華美を拐うときなんの痕跡も残さないような奴がこんなリスクだらけな事をする筈がない。」
春樹「確かにそうだな。……ありがとう。少し元気もらったぜ。」
高気「じゃあ問題は……
高気・春樹「「こんな事したクソ野郎は誰かって話だな。」」
そう決め台詞をいい放つと二人は話し合いを始めた。
高気「もしも最初から春樹を狙っていたならこれは、春樹に恨み・嫉妬している奴がやったことだな。春樹、最近こんな感情を相手に抱かせるような事をしたか?」
春樹「特に思い当たらねぇな。強いて言えば猫の尻尾踏んじまった位か?」
高気「それ、絶対関係無いから。……じゃあ春樹が気づいていないか、それとも無差別にやったかだな。どっちにしても許せねぇが。」
春樹「そういやお前、時間大丈夫か?」
高気「そう……だな。そろそろ帰るわ。じゃあ」
そして俺は帰り道を歩き出した。
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