暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic10-Bゲームセンター☆なのは『魔法少女の挑戦』〜The EmperoR〜
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まう。いっそ参加させなければよかったなぁ。だがこれはそんなに悪い状況じゃない。私とワリオがフェイトを抜いてゴールすれば、勝ち星2で勝ち越しだ。今回のジュエルシードの回収は譲ってもいいというのは本音だ。が、回収できるに越したことはない。
「・・・って、今度は誰だ!!」
アカ甲羅をぶつけられてスピン。私を追い抜いて行ったのはなのはのマリオだ。マリオはそのまま最後のアカ甲羅でワリオを攻撃し、悠々と追い抜いて行った。これで終われば私は、こんなものか、で済んだのに、後方からスター発動中のキノピオ、すずかが突っ込んで来た。私はギリギリで避けることが出来たが、ワリオはその餌食になってコースアウト。哀れだな、と思ったら、またも私を急襲するキラー。そして何度目かのコースアウト。
「イジメか!!」
この瞬間、私たち・・・いや、私がなのはチームに完敗したことが決定した。1位はアリサ。2位はフェイト。3位はなのは。4位はすずか。5位は私。以下はどうでもいい。完全勝利を収めたことでハイタッチを繰り返して喜び合っているなのは達を眺めていると、
『これにてジュエルシード争奪戦を終了するよ☆ この僕を封印する資格を得たのは、高町なのは、フェイト・テスタロッサの2人さ♪』
道化師は今までの彼女たちのやり取りからして理解しているんだろうな。なのはとフェイトがそれぞれの勢力のリーダーであることが。道化師が拍手しながら消滅すると、その場からジュエルシードが姿を現した。
「おめでとう、高町なのは。フェイト・テスタロッサ」
拍手しながら2人を労いつつゲームセンターの出口へ向かう。すると「どこへ行くの!?」なんて見れば判るようなことを訊いてきたなのはに振り返る。
「どこって、ジュエルシードの封印はもうあなた達の役目になったから、帰ろうかと」
実際はトイレに戻って結界を解かないといけないため、なのは達が去るのを待たないと。
「テスタメントちゃん。その、今日はありがとう。一緒に色んなことが出来て、嬉しかった」
「ま、あんたが怪しいだけの敵じゃないって判ったのは良かったわ」
「またテスタメントちゃんとお話ししてみたいな」
笑顔でそんなことを言ってくる3人。手を振って改めて別れようとした時、フェイトが動いた。“バルディッシュ”をシーリングモードにし、一直線にジュエルシードへ突撃。私と同様にいち早く気付いたユーノが「させない!」と、ジュエルシードとの間にラウンドシールドを展開して、フェイトを妨害。遅れてスクライア姉妹が、アルフを拘束するためにチェーンバインドを発動させた。
「フェイトちゃん!? アルフさん!?」
「ちょっと! あたし達に黙って勝手に封印するなんて何考えてるわけ!?」
アリサがデバイスの柄元にある引
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