暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic10-Aゲームセンター☆なのは『魔法少女の挑戦』〜The EmperoR〜
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てた。そして「やった! 22連鎖♪」すずかちゃんがすごい連鎖を繰り出して、ピエロさんを撃破。

「なのは。どうする? あたしはどっちでもいいわよ」

「お話は聴いてたよ。なのはちゃんの意見に、私は付き合うよ」

2人に見詰められた私はすぐに答えが出なくて、ついテスタメントちゃんの方へ目を向ける。すると「あなた。フェイト・テスタロッサと友達になりたいんじゃない?」なんて、私でも最近解った感情を言い当ててきた。ビックリして口を噤むと、テスタメントちゃんは「良い機会じゃない、距離を縮めるのに」って小さく笑い声を上げた。

「フェイト・テスタロッサっ、アルフっ!」

「今度はなんだい。こっちは1つもクリア出来なくてイライラしてんだよ」

「あなた達はこれから高町なのは達とチームを組み、私やジュエルシードと戦ってもらうから」

「「っ!?」」

そりゃ驚くよね。しかもテスタメントちゃんからその理由(友達云々は無し)を聴いてさらに「はあっ!?」ってアルフさんが驚いた。フェイトちゃんは「必要ない」って一言で拒否してきたけど、テスタメントちゃんから「1つもクリアしてないのに?」って明らかな挑発を受けると、

「判った。確かに私とアルフにとって、今回はあまりにも不利。だからその子たちと協力してもいいと思う」

「フェイトちゃん・・・」

「決まりね。さぁ、どれから行く? 私は基本苦手なゲームが無いから、どれでもOKだよ」

「タイム! ちょっと作戦会議の時間ちょうだい」

「もちろん。終わったら呼んで」

テスタメントちゃんが私たちから離れて、アリサちゃんが手招きして私たちを集める。佇んでいるままのフェイトちゃんとアルフさんの手を取って、「行こう♪」一緒に円陣を組む。戸惑っていたけど、少しでも仲良く出来るきっかけを作りたいからその手を離さない。

「そんじゃ作戦会議ね。テスタメントは、明らかにあたし達以上のゲーマーよ。しかもジュエルシードを短期間に10個も回収するだけの魔導師としての実力もある。そんなアイツが、わざわざ敵対するあたし達を協力させようってんだから、何か裏があると思う」

「そんなことないと思うよ、アリサちゃん。テスタメントちゃんは優しいだけだよ」

「馬鹿ね。たとえばこの一件であたし達が勝ってジュエルシードを譲られても、結局はあたし達とフェイト達との争奪戦でしょうが」

「私も君と同じ意見だ。もしかすると、あの子は私たちが潰し合うのを待ってるのかもしれない」

「うわぁ、性格悪いねぇ」

一瞬にしてテスタメントちゃんが悪者扱いに。嫌な空気になっちゃった。でもテスタメントちゃんはきっとそんなこと考えてないって思う。だから「純粋に楽しみたいだけだよきっと!」擁護する。甘い考えかも知れない
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