暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic10-Aゲームセンター☆なのは『魔法少女の挑戦』〜The EmperoR〜
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てみんなですずかちゃんを応援していると、アリサちゃんが「ねえねえ」って突いてきた。
「テスタメントってさ。セレネ達と同じ異世界人なわけ? それとも地球人? フェイト達ってゲーム苦戦してるけど、アイツはメッチャ上手いじゃない」
「えっと、どうだろう」
フェイトちゃんとアルフさんの方を見ると、別のピエロさんとクレーンゲームで対戦中。ピエロさんは次々と景品を取って山を作ってるけど、フェイトちゃんは苦戦していて取った景品は数えるほど。
「異世界人だと思う。なのはは特別で、アリサさんとすずかさんは完全なイレギュラー。この世界のゲームが上手くても、魔導師としては完成されてるっぽいからこの世界の原住民じゃないのは確かだよ」
ユーノ君がそう言うなら、テスタメントちゃんも異世界の人なんだ。
『クリアおめでとー☆ クリアおめでとー♪』
「ま、こんなもんでしょ」
テスタメントちゃんが3勝目を上げて「余裕余裕♪」って私たちのところに来た。そして「景気はどう?」って私の肩に乗るセレネちゃんとユーノ君の頭をそっと撫でた。ユーノ君もセレネちゃんも振り解こうとしたけど、すぐに大人しくなって受け入れてた。
「ぼちぼちよ。あんたは順調そうね」
「まあね。ゲームは割と得意な方。で、フェイト・テスタロッサは苦戦中なわけか」
テスタメントちゃんの仮面の下の表情は実際には見えないけど、どこか楽しそうな笑顔だって思えた。
「このまま行けば、私とあなた達の頂上決戦か。けど、それじゃ面白みに欠けるか。そうだ、面白ことを思いついた。あなた達、彼女たちと協力したらどう?」
テスタメントちゃんがいきなりそんなことを言い出したから、私たちは戸惑うばかりで。なんでそうなるのかってユーノ君が尋ねたら、テスタメントちゃんが信じられないことを言った。
「私の当初の目的だったジュエルシードの捕獲数は無事に10個になったからね。別段、今回のジュエルシードがどうしても必要なわけじゃないんだ。だから今回はあなた達か彼女たちに譲ろうと思う。でも、ただ譲るだけじゃつまらない。
それで考えてみた。私がジュエルシード側に立って、あなた達と戦ってみようかなっと。私たちが負けたらジュエルシードはそっちで好きにしていい。勝ったら、今回も貰う。さ、敵同士で協力して、さらに強敵である私に挑んで来なさい。道化師、それでもいい?」
『いいさ♪ それも面白そうだし☆』
「10個・・・もうそんなに集めて・・・!」
ユーノ君から絶望の声。私でもまだ4つなのに。明らかな差を見せつけられた。ジュエルシードの探索も封印も大変なのに、テスタメントちゃんはそんなにも・・・。フェイトちゃんの方を横目で見ると、負けちゃったようで悔しそうに俯いていて、アルフさんに慰められ
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