暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic10-Aゲームセンター☆なのは『魔法少女の挑戦』〜The EmperoR〜
[7/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
果だが「瞬殺されたね、フェイト・テスタロッサ」それはもう酷いものだった。魔導師ゆえに優れている動体視力のおかげで、襲い来る敵の動きには対応できたが、リロードで躓いて即ゲームオーバーとなった。
「・・・・むぅ」
「うっさいよテスタメント! そう言うならあんたがやってみな!」
というわけで、フェイトからコントローラーを受け取り、「次は私だよ」道化師に挑戦。ド素人なフェイトとは違い、私はこういった経験をいくらか積んでいるため、道化師を余裕で打ち負かしてやった。
『クリアおめでとー☆ クリアおめでとー♪』
よし。2勝目だ。魔法戦ではないから、競争相手を傷つけることもないから楽だ。チラッと横目でフェイトとアルフを見る。アルフはギリギリと歯噛みし、フェイトはすでに別のゲームを物色。私も次のゲームを物色しているところで、
「やっと来たか」「っ・・!」
なのはとユーノ、スクライア姉妹の魔力を探知。フェイトと同時に店の入り口へと振り向く。プレイ中からなのはの気配には気付いていたが、どうも魔力反応の数が合わなくておかしいと思っていた。管理局、クロノかと思ったが違うようだし。そもそも局が介入してきたら即気付ける。ということは、イレギュラーが紛れ込んでいる。しかも「まさか、な」そのイレギュラーには嫌な予感がする。脳裏に過ぎった、ある2人の少女の笑顔。頼むから、彼女たちであってくれるな。
「あの子たちだ」
「知っているの?」
「この前、会った。名乗っていたけど・・・」
(この前、か。ということは・・・海鳴温泉)
最悪の予感が現実味を帯びてきた。店の入り口を注視しながらフェイトの声に耳を傾ける。だが、フェイトの口からイレギュラーの名前が出る前に、「何故だ・・・!」その姿を視界に捉えた。信じられない光景だった。なのはを左右から挟むようにして佇んでいるのは、絶対に魔導師になりえなかったはずの人物。
「フェイトちゃんとアルフさん、それに、テスタメントちゃんも・・・!」
「うわ・・・。あの子が、テスタメントって子? マジで仮面とか付けて超怪しいじゃない」
「ア、 アリサちゃん。失礼だよ? 確かに怪しいけど・・・」
アリサ・バニングスと月村すずか。なのはの親友で、確かな一般人だったはず。2人はバリアジャケットを身に纏い、アリサはアームドデバイスのような剣を持ち、すずかのはグローブタイプで、“ケリュケイオン”や“アスクレピオス”、“アストライア”のようなブーストデバイスだと思われる。
「・・・?」
フェイトから訝しんだ視線を向けられるが、気を取り直すので精いっぱいだから反応できない。嫌な予感はものの見事に的中。しかしショックを受けるのは後だ。気をしっかり持て。アリサとすずかは魔導師になった。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ