暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic10-Aゲームセンター☆なのは『魔法少女の挑戦』〜The EmperoR〜
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「ううん。アリサちゃんが無事で良かったよ」
「すずかちゃんの言う通りだよ、アリサちゃん」
気にしないでもらうために笑顔で応じると、「ありがとう」今度は笑顔でお礼を言ってくれた。改めてそれぞれの魔法の練習をしていると、ピリッと感じる、例のアノ気配。
「なのはっ!」「なのはちゃん!」
離れていたところで練習していたアリサちゃんとすずかちゃんが駆け寄って来た。やっぱり魔導師になったから気付いちゃうんだね、ジュエルシードが発動した気配が。時間は5時前。今から市街地へ向かうとなると、夕ご飯には間に合わないかも。でも、そんなことを言っていられない。アリサちゃんに車を出してもらうことになって、私たちは市街地へ向かう。
†††Sideなのは⇒ルシリオン†††
イレギュラーナンバーである22から31の全てを回収し終えた今、正規ナンバーを手に出来るのはなのはとフェイトのみ。しかし最終的に管理局に回収され、そのまま保管という結末になってしまうのは勿体ない。だから回収しに来た。そういう考えに至ってしまっている私は、かなりまずいレベルで魅かれているな。“堕天使エグリゴリ”を救うために必要不可欠な魔力供給源、ジュエルシードに。
「一応だ・・・一応、見に行こう・・・」
市街地にある一軒のアミューズメント施設からジュエルシードの気配を感じる。先の次元世界では無かった場所。ナンバーは正規だが、落下地点がイレギュラーというパターンだ。店内に入り、正確な場所を探し当てるために探索開始。施設内にはボーリング・ビリヤード・卓球・バッティング・バスケットスローが出来るエリアがある。そして問題のジュエルシードがあるエリアは「ゲームセンター、か」色々な思い出がある場所だった。
「15歳未満は18時まで。あまり時間は無いな」
とりあえず結界だな。男子トイレへと向かい、個室に入ってすぐに封牢結界を展開。“界律の守護神テスタメント”の聖衣型の騎士甲冑へと変身して、ゲームセンターへ。無人と化している施設内を歩く中「もう来たか。フェイト、アルフ」彼女たちの魔力を探知した。
遭遇する前にゲームセンター内へと入ってみると、「店内全てがジュエルシードの影響を受けているのか」結界とは別の異空間に入り込んだような感覚を得た。当たり外れの1台の筐体探しじゃなく全部が対象だ。ならば・・・。
「力を借りるぞ、リオ」
――ワールド・オブ・ディバインスヴァスティカ――
私とシェフィの子供である“戦天使ヴァルキリー”の1体、リオ・ランドグリーズ・ヴァルキュリアの魔術を発動。元々は私が有していた未完成の下級術式の1つだから、“英知の書庫アルヴィト”より引っ張り出す必要がない。
まぁ、リオが自らの学習能力で完全に昇華させたこの術式の場合は、“アルヴィト
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