第四話神と名乗る男
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
784年十二月十六日天狼島ベースキャンプ
フェアリーテイルの魔道士たちが、グリモアハートとの戦いを終えて休息をしていた。
「じっちゃん、今年が中止だったら来年の候補者は、今年と同じだよな!!」
マフラーをした桜色の髪をした青年 ナツが背の小さい老人 マカロフに問いかけた。
この島でナツたちフェアリーテイルの魔道士は、S級魔道士昇格試験を行っていた。
しかし、候補者の中に評議員が潜入しており、疎のうえ、島に黒魔道士ゼレフがいたり、グリモアハートがせめて来たりとしたために試験は中止になったのだ。
「バカモン!!今年と同じなら中止ではなく延期にするわ!!来年は、一から選びなおしじゃ!!」
「いいじゃんかよじっちゃん!!」
「だめといったらだめじゃ!!!」
「ナツ、マスターも困ってる!!いい加減にしないか!!」
緋色の髪をした、女性 エルザがナツに注意した。
「ちぇ、わかったよ・・・」
「おっナツが大人に・・・」
「じゃあエルザ、帰ったら勝負しろ」
「なってないな」
「グレイ服」
「うお!!」
三人のやり取りを見ていた上半身裸の青年 グレイに金髪の女性 ルーシィが突っ込んだ。
「恋敵!!」
「違うから」
グレイとルーシィのやりとりに青い髪でロールをまいた女性 ジュビアが嫉妬したようにルーシィを見た。
その時だった。ガサガサと突然三人の後ろの茂みが揺れた。
「!?なんだ!!」
その場にいた皆が警戒した。それもそのはず先ほどまでこの島は、グリモアハートの襲撃を受けていた。激闘の果てに島から追い出すことはできたが島から出ずに残った者がいたか、途中で引き返して戻ってきた。そこにいた皆がそれを考えた。
「おー、おったおったやっと見つけたでー」
「なんだお前は!?」
「怪しいもんちゃいまっせーラクサスはん」
「!?なぜおれの名前を知っている?!」
黄色い髪をした大柄な男 ラクサスは、驚いた。
「そりゃーワシ神様やから何でも知ってますで」
「神だと?んなもん信じられるか!!!」
そういうとナツは手に炎をまとい、その男に殴りかかった。
「火竜の鉄拳」
「まあまあそうあわてんなや。ナツはん」
そういうと男はナツに向かって手を向けた。
「!?なんだ・・これ・・」
男が手を向けた瞬間ナツの動きが止まった。ただ止まっただけではない飛びかかろうとした状態で空中で止まっていた。
「あわてなさんな、ワシはあんたらに頼みがあってきたんや。あんたらと戦うつもりはない」
「頼み?」
「そーやそーや。ワシが今からいうことは全てホントや。」
「だったら話してみろ、信じるかどうかは、後で決める。」
緑色のロン毛の青年 フリードが問いかけた。
「ワシは、神の国最高責任者ホワイトや。実は神の国で
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ