第四章、幕間:爛れた部屋 その2 ※エロ注意
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・・あはは。この数日でどれだけあの人を裏切ったんだろう・・・」
隣に倒れるアリッサの覇気の無い声が虚空へと消えた。絡み合う指に篭る力も、ともすればあっさりと屈してしまうかと思う程のもの。互いに抱える懊悩の対象を一つとしてもその傷を舐め合う気力の起きない二人は、そのまま惰性のままに眠りへと導かれていく。現実を受け入れるには一度の覚醒だけに足りず二度の覚醒が必要なのだと、慧卓は心の隅でそう感じていた。
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