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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第10箱 「ええ!…ゆ…夢の中まで?」
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ええっと、

付き……合う………?

……ま………まあ 僕は2歳児し。

ここはわからない振りを………。



…………………………
…………………………


「んんっと……?ええっと……?何に付き合ったらいいのかなぁ?安心院さん。」

劉一は顔が引きつってるみたいだ。

安心院さんはその心の機微を別けなく見破る。


「んー?君分かってて恍けていないかい? また……傷ついちゃうぜ?こう見えても僕は純粋(ピュア)なんだ。」


安心院さんはちょっとムスッとしながら答える。

安心院さんは、めだかちゃんと同じで嘘を見破ってしまうんだ。


「あ……はははは……。 その……ごめんなさい……。でも、付き合うって言ったって……僕2歳児だよ? 早くないかな?」

今回は真面目に答える。

「ははっ 愛に年齢(とし)なんて関係あるのかな?」 
 
こりゃまた定番なセリフを言っちゃうね。


「……って、まあ とりあえず冗談はおいといて、 でもまぁ 8割は、本気だからその件は覚えておいてくれよ。」

8割の本気って……なんだろう?

ほぼ本当ってことだね。 苦笑

「僕は、君に興味が湧いたんだ。君はいったい何なのかなっ?ってね。」

安心院さんは笑いながら答える。

「……なんなの?って言われても……。僕は≪劉一!≫今は人吉家にお世話になってるから≪人吉劉一≫……かな? それ以上は、ちょっとわかんないなぁ……。」

劉一は、苦笑しながら答える。

「またまた 恍けちゃってさ……。僕はいろんな異常者(アブノーマル)、そして過負荷(マイナス)も見てきたけど 君ぐらいなんだぜ? 僕のささやかなスキルの1つ≪輪廻解析(アナスタシス)≫でも君の事、解析れないなんてさ?不思議を通り越して異質なんだなぁ、これが。」


劉一は、ピクリと身体が動く。

でも……首をかしげている。

解らない振りを……。


「ははは。解らない振りはもういいよ? 劉一クン。君はよく解ってるはずだ。僕が言っている意味……。異常(アブノーマル)についても過負荷(マイナス)についても。そして、僕の質問の真意にも。んー、君について根本的なことは解析からないけど、それ以外の事は、大体の事は解析かるんだぜ? たとえば……」

安心院さんは、目の前から消えたと思うと……。




“ぎゅっ……。”

「っっ!!」




後ろから……抱きしめた???

「わわっ!」

「君が恍けた振りをしてる……っとかさ?」

耳元でそう囁く……。

ちょっと……ゾクゾクするよぉ……耳元で息が吹きかかって……。

「う……うん 分かったよ。答えられる事には答える
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