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【完結】剣製の魔法少女戦記
第四章 空白期編
第百七話      『最初のレリック回収任務(前編)』
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さまです! 本曲管理補佐官『グリフィス・ロウラン』です!」
「『シャリオ・フィニーノ』通信士です!」

シホ達は敬礼をして挨拶を交わす。
休憩の準備は出来ているというがシホ達はすぐに出るという。

「私らこれくらいの飛行じゃ疲れたりせーへんよ。グリフィス君は知ってるやろ?」
「はい…存じ上げてはいるのですが」

グリフィスはシホやなのは達を見て少し困った表情をする。
おそらく初対面でどう接したらいいかわからないのだろう。

「あ、三人は会ったことなかったな。こちらグリフィス君。レティ提督の息子さんや」
「はじめまして!」

それになのは達は「似てる!」と言った。

「フィニーノ通信士とは初めてだよね?」
「はい! でも皆さんのことはすごーく知っています!
本局次元航行部隊のエリート魔導師。『金色の閃光』の異名で知られるフェイト・T・ハラオウン執務官!
いくつもの事件を解決に導いた本局地上部隊の切り札。『最後の夜天の主』の八神はやて特別捜査官!
武装隊のトップ航空戦技教導隊所属! 『不屈のエース・オブ・エース』、高町なのは二等空尉!
なのはさんと同じく戦技教導隊所属。そして昨今立て続けに発生している魔術事件を解決している魔術事件対策課の『魔弾の射手』の異名を誇るシホ・E・S・高町二等空尉!
陸海空のトップエースの皆さんとお会いできるなんて光栄ですーーー!!」

シャリオはそう言って体をぶんぶんと振る。
よほど嬉しいらしい。

「リインフォース・ツヴァイさんとアルトリアさんの事も聞いています。優秀なデバイスだって!
特にアルトリアさんは単騎でも相当の戦力を有しているそうで」
「ありがとうございますー!」
「ありがとうございます」
「それに四人とも最強のサーヴァントという使い魔を使役していると聞きます。
今日は一緒じゃないんですか…?」
「ええ。いつも一緒ってわけでもないからね。みんなは別の場所にいるわ」

ちなみにサーヴァントという存在もバレてはいるが、真名まではそこまで出回っていないのが現状である。
聖杯大戦事件の映像であらかた上層部には真名はバレてはいる。
だが、皆これといって判明しても破られる弱点という弱点は持ち合わせていないので大丈夫だろう。
例を上げればジークフリートのように背中が弱点といったものであるが、せいぜいネロの頭痛持ちくらいだろう。

「シャーリー、そろそろ失礼だろ?」
「あ、いけない。つい…」
「シャーリーって呼んでいるんだ。仲良し…?」

なのはがそう聞く。
二人は子供の頃から近所で幼馴染というらしい。

「幼馴染の友達は貴重だから…大事にしてね?」
「はい!」


◆◇―――――――――◇◆


…一方、時空管理局本局の無限書庫
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