暁 〜小説投稿サイト〜
環の理
鋼の錬金術師
少年との出逢い
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 ブリッグズの氷壁も婚期には勝てないと思う……思いたい。



 「しかし、伝えるなら君の特徴を……」

 「階級大佐、国家錬金術師、スタイルまあまあ、性格普通……ぐらいかな」

 「自画自賛じゃねーのかそれ?」

 「事実は誇張されるものよね」

 「詐欺じゃねーかそれ!」



 HAHAHAHAHA!



 「それじゃ今日もケルベア少将の奢りでパーッといきますか」

 「それでは、お疲れ様でした」

 「乙ー」



 少年とマスタング大佐、リザと別れ、隊舎に戻った。





 〜〜〜〜〜〜





 「……なあ大佐?」

 「……何だ?」

 「あいつ、何者だ?」

 「何だ、惚れたのかね?」

 「違うわ!……さっきあいつに……」

 「?」

 「いや、何でもない」

 「そうか……合格発表まで一週間ある。イーストシティに戻ったらゆっくりしていたまえ」



 こうして俺の試験は終わった。新たな疑問を抱えて……。

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