エンディング2・再会
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アの人にあそこまで優しくしてあげられる人ってそんないないよ? 大事な彼女^^とか言っておいて、実際自分の大事なひとがあんな目に遭ったら別れるとか捨てちゃうとか、逃げちゃう男っていっぱいなんだよ? それにそういう状況でザ子供がデキちゃって生まれたとするじゃん? そしたら今度はそのことでずっとネチネチいじったりとかそんな奴ばかりなのに……ゆーくんは全然違う、逆だもん……きゅんきゅんしましたし」
「……お前ってほんとは慈愛の女神とかなの?」
「ふっふーw そう思ってもいい権利なら売ってあげますしーw」
「そういうとこは相変わらずだ、でも、かわいいって思ってしまったり」
「ほう、けいけんが生きたな」
苦笑してから彼女を抱き寄せる腕に力を込め、十年越しくらいの口づけを交わした。
なんの遠慮も無く舌を吸ったり、唇をついばむようにしてみたり……
頬を上気させ、いろっぽい声を上げる彼女に興奮してしまう。
でも、レイミアへの申し訳無い気持ちに囚われすぐに目が覚めてしまった。
「わたしちゃんには遠慮も容赦も無いですしー、でも、だいすき!」
「俺もだけど、ごめん……」
「ふふぅ。 でね、ゆーくんは『ごめん』なんて謝ることは無いんだよ。 強い気持ちは流れてくるもの……気持ちの整理が付いてからでいいですし」
「ありがと」
「冥府の雰囲気が良くないですし、移動するね」
「うん」
「あ! ちょwまっwww飛ぶ前に……」
急にふざけた態度を改め、気品を感じる表情を作った彼女は俺の背に回した手をほどくと一歩下がる。
恭しい動作で一礼した彼女に俺は違和感を感じた。
「……この度のあなた様のご活躍により、お望み通り元の暮らしにお戻りいただくこと叶います。 こちらにお呼び立てした時と寸分違わずということをお約束いたしますが、いかがしましょう?」
「質問してもいい?」
「なんなりと」
「呼んだ時と寸分違わずってことは、お前のことやみんなのこと、忘れたり無かったことになるの?」
「左様でございます……」
みんなやこいつのことを忘れたくないって事もあるし……そう思いたくは無いけど記憶無いからってまた呼び出すという可能性があるよな……もし、こいつがしなくても似たような存在とかに。
「ちょと待ってくれ…………俺が戻りたいってことをお前は知っているのにわざわざ質問してくるってことはさ、とりあえず延期するってことはできるの? そして、そうしたらどうなるかな?」
「……再び冒険の旅に出ることになり、案内人に与えるパワーを稼ぎに征かれることになります」
「う〜〜ん、じゃあ、そのパワーってのが沢山稼げたら何か特典はつくの? 記憶持ったまま帰れるとか……お前を連れていけるとか……」
こくんと彼女は頷い
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