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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第七十六話】
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のシャルルの視線も気になる中、一口飲もうとするのだが……。


「………………」


左隣のセシリアの視線がめちゃくちゃ気になり、その一口がなかなか飲めず――。


「わ、悪いがセシリア?そんなに見つめられたら飲みにくいんだが、これが」

「……!?そ、そうですわね!?おほほほほ…」

「……?じゃあ貰うからな?」


そう告げると、手にしたジュースに唇をつけ、一口こくりと飲む――。


「ん……多少渇きは潤ったかな。ありがとう、セシリア」

「い、いいえ!?い、いつでも言ってくだされば一口差し上げますわよ!?」


――等と軽く狼狽しながら答えるセシリアが気になりつつも、受け取ったトーナメント表を見ていく…。



「んー……美冬が最終ブロック一番最後か…。パートナーが……更識簪?」


確か、四月に俺にIS操縦教えてくれたのが更識楯無先輩だったな。

――妹さんかな?

はたまた名字が同じか……って更識ってそんなに多い名字ではないよな。


「シャルル、この更識簪って子、知ってるか?」

「ううん、僕も詳しくは知らないかな?……気になるの?」

「ん?まぁな、実は四月にIS操縦教えてくれた先輩も更識って名字だったから少し気になってな。まだちゃんと先輩にもお礼を言えてないし……」

「ふぅん……。その先輩、綺麗な人なの?」

「ん?――あぁ、美人だな、可愛いし、まさにお姉さんって感―――いででっ!?」


等と更識先輩の感想を言っていると、両サイドから(セシリア及びシャルル)耳を思いっきり引っ張られた。



「ヒルト?今はトーナメントに集中……だよ?」


そう笑顔で答えるシャルルだが、右耳を引っ張る力が強くて正直痛い。


「ヒルトさんっ!年上の方よりも同年代の女子の方がヒルトさんとも釣り合いますわよっ!?」


そう左耳をキツく引っ張るのはセシリア。

表情は笑顔なのだが、若干こめかみに怒りマークが見えるのは気のせいではないだろう。

そして、先ほど貰ったジュースは既に飲み干していたようだ…。


「わ、わかったから引っ張るなって!耳が千切れてしまうって、これが!」




そう告げると、二人とも引っ張っていた耳を離してくれたが、その表情は若干むくれていた。


「……ったく、聞いてきたのはシャルルじゃないか。素直に答えたら二人からこんな理不尽な事されるとは…」

「ヒルトさんがデレデレしてるのがいけないのですわっ!」

「そうだよっ!今は先輩よりもトーナメントだよ!」

「わ、わかったって…じゃあ話を戻すとしてセシリア?俺達は次の相手がわからないがどっちが勝ったんだ?」


トー
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