暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―ジェネックス Y―
[8/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ニング!」

 その合計レベルは6と、最初に登場したシンクロモンスターの《氷結界の虎王ドゥローレン》と同じレベルだったが、今の状況で自分のカードをバウンスしてもあまり意味はない。

 ならば、別のシンクロモンスターと見るべきだろう。


「太陽神より放たれし稲妻の槍よ、今こそ闇の使徒を追え! シンクロ召喚! 《氷結界の龍 ブリューナク》!」

氷結界の龍 ブリューナク
ATK2300
DEF1400

 グングニールと同じように龍の姿をした氷のシンクロモンスター、氷結界の龍 ブリューナクがシンクロ召喚された。
形状はグングニールにより更にドラゴンに近づき、大地に足をつけずに凍りついた翼で飛翔する。

「氷結界の龍 ブリューナクの効果。手札を捨てることで、捨てた枚数分相手のカードを手札に戻す。手札を二枚捨て、ニトロ・ウォリアーとリバースカードを手札に戻す!」

「なんっ……だと!?」

 明日香は《サルベージ》で墓地からまさにサルベージした二枚の手札を捨て、氷結界の龍 ブリューナクの放った氷のブレスがニトロ・ウォリアーとリバースカードを凍りつかせた。
氷になってからそのまま砕け散ってしまい、俺の手札に戻ることとなった。

「捨てたカードは《ドロー・スライム》。よって二枚ドロー」

 やはり《サルベージ》で手札に加えていたカードはあのモンスターだったらしく、またもや明日香は手札コストを踏み倒した。

「バトル。氷結界の龍 ブリューナクで、プレイヤーにダイレクトアタック!」

「リバースカード、オープン! 《ガード・ブロック》! 戦闘ダメージを0にし、カードを一枚ドローする」

 俺の魔法カードも含んだ伏せカード三枚の内で、手札に戻されたカードが《ガード・ブロック》ではなかったおかげで、俺のライフは首の皮一枚繋がった。

「カードを一枚伏せてターンエンド」

「俺のターン、ドロー!」

 俺のフィールドはリバースカードが一枚のみであり、明日香のフィールドには氷結界の龍 ブリューナクとリバースカードが二枚。
ボード・アドバンテージならば圧倒的に負けているが、ハンドの方ならば全く負けてはいない。

「俺はカードを一枚伏せ、リバースカード《ブラスティック・ヴェイン》を発動! 伏せカードを破壊し、二枚ドローする!」

 先のターンで発動しようとしていた魔法カードだったが、《氷結界の破術師》の効果によって発動することが出来なかった。
二枚ドローすると共に、伏せカードの破壊された時に発動する効果が発動する……!

「破壊したカードは《リミッター・ブレイク》! デッキ・手札・墓地から、《スピード・ウォリアー》を特殊召喚出来る! デッキから現れろ、マイフェイバリットカード!」

『トアア
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ