―ジェネックス Y―
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ンクロモンスターを召喚してきた明日香だが、さて、このターンはどうするのか。
「私は魔法カード《浮上》を発動。墓地からチューナーモンスター《氷結界の術者》を特殊召喚」
やはり墓地から蘇生されたのは氷結界のチューナーモンスターであり、このターンもシンクロモンスターが現れる可能性が飛躍的に高まった。
「更にチューナーモンスター、《氷結界の守護陣》を守備表示で召喚」
氷結界の守護陣
ATK200
DEF1600
……いや、俺の予想に反して、明日香はこのターンではシンクロ召喚が行なう気は無いようだ。
何故かは解らないが、どうやら守備モンスターを二体とっておきたいらしい。
「更にカードを二枚伏せ、ターンエンド」
「俺のターン、ドロー!」
だが守備表示のモンスターが二体というこの状況は、俺のフィールドで燃え上がるニトロ・ウォリアーに取っては好都合だった。
「カードを一枚伏せ、魔法カード……!?」
ニトロ・ウォリアーの攻撃力の上昇のため、手札の魔法カードを発動しようとするが、氷結界の破術師が放った氷が俺のデュエルディスクを凍りつかせた。
「《氷結界の破術師》の効果。他に氷結界モンスターがいる時、魔法カードはセットして一ターン待たないと発動出来ない」
罠カード《魔封じの芳香》と同じような効果に、そう言えば氷結界の下級モンスターは、並べば相手を妨害する効果を発揮するモンスターが多いのを思い出させた。
「ならば、ニトロ・ウォリアーで氷結界の破術師に攻撃! ダイナマイト・ナックル!」
恐らくは無駄であろうがニトロ・ウォリアーに攻撃命令を出すと、今度は氷結界の術者の方が氷の壁を作り出し、ニトロ・ウォリアーの攻撃を止めた。
「氷結界の術者の効果。氷結界が他にいる時、レベル4以上のモンスターは攻撃出来ない」
「くっ……カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」
ニトロ・ウォリアーの攻撃も効果もサポートも全て封じられてしまい、俺にこのターン出来ることは、次のターンに向けて魔法カードを伏せることだけだった。
「私のターン、ドロー!」
対する明日香も俺の攻撃を封じることは出来たものの、それは向こうも同じことであり、手札もあまり多いとは言えなかった。
「私は伏せていた《サルベージ》を発動し、墓地から二枚手札に加える。そして、《氷結界の軍師》を召喚!」
氷結界のシンクロモンスターには手札コストを始めとする必要コストが多く、召喚したのも非チューナーモンスターだったことから、今度こそシンクロモンスターが来るのだろう。
「氷結界の軍師の効果を発動し、氷結界のカードを一枚捨てて一枚ドロー。そして、レベル4の《氷結界の軍師》と、レベル2の《氷結界の術者》をチュー
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