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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第4話 はじまりの街・初めてのパーティ
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だ。
「ああ……そうだ。アンタは、リュウキか?」
今度は逆にキリトがそう聞いた。自信があったものの、どうやら100%、と言う訳ではないようだった。
「……ああ」
リュウキは、頷いた。
キリトとは、少しの期間ではあるがゲーム上で唯一パーティを組んだ男だった。過去のゲームで組んだ事など殆ど皆無だと言うのに、たった2ヶ月の期間でパーティを組む。以前の自分では考えられないと思う。だけど、それは……初めての世界、VRMMOで自分は浮かれてしまったんだと、一笑した。
つまりは互いが互いを覚えているようだ。……それも本当に珍しかった。
1000人と言うネットゲームの中では少ない数だが、VR世界ではそうはいかない。現実に1000人いるのとまるで変わらないからだ。ましてやパーティを組んだとなれば更に。
「やっぱりか。お前は開始早々にログインするだろうって 思ってたけどドンピシャだったな。そして、するのは、まずレベリングから。だろう? それと
コル
(
金
)
稼ぎか」
「まぁ、否定はしないな」
「……それは判るんだ。だけど、今だに判らない事もある」
キリトはそのままのペースで走りながらリュウキに聞いていた。
「………何がだ?」
「あの時だ。β時代。お前とオレ、レベルは多分同等だった時期だろう。まあ、他人のレベルとステータスは判らないけど。……それなのに、何であそこまで差が出たのか……だよ」
キリトも相当なゲーマーである。……だが、自信を持ってプレイしても、後塵を拝してしまう男が目の前にいる。確かに悔しくも思えたが、これは競うゲームでないのが良かったとも思っている程だった。
「今の状態と、殆ど同じだった筈。所謂初期状態。ステータスは変わらない筈なのに、お前には。リュウキには、後塵を拝してた。それが気になったんだよ」
「成る程。……VR世界とは言え、所詮はデジタルデータの世界。……オレには全部視えてる。その差が現れたんだろう。……それだけの事だ」
リュウキは、最後まで言うと、内心戸惑っていた。なぜこう話をしているのだろうか? と。
「……悪い。言ってる事の意味が判らん」
キリトはキリトで、意味が判らない様子だ。……多分、10人中10人がキリトと同じ反応だろう。『視える』といわれても、『何が?』としか返せれない。
リュウキは、少しだけ安堵していた。
「……判らんなら、気にしない事だ。……お前とは昔、同じパーティを組んだ誼み、……街の外、草原までは一緒する。そこからはどうなるかは知らんがな。各々の判断で、だ」
「はっ! 今度は最後まで付いてって見せるさ。いつまでも、置いていかれたりしないよ!」
リュウキの最後の言葉を聞いて、キリトはニヤリと笑うと、更に闘志を
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