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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第3話 リンク・スタート
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SAOという世界は、それに近い喜びもある。
その上まだまだ興奮する所はあった。
「レベルの設定は、一体何処まであるのかは分らないけど。今のところゲーム内で限界がないのも魅力的だった!」
限界がまだ見えないこと、その事に目を輝かせていた。これまで、やってきたゲームは全てを終えなくても大体理解出来ていた。でも、このゲームは、SAOはまるで先が見えない。色んな意味で、これまでやってきたゲームを遥かに凌駕していた。ここでも流石は、茅場晶彦の仕事だと思えていた
そして、爺やはその姿に少し驚いていた。
聞くところによると、戦闘に関しても行動に関しても、普通に現実で歩いたり走ったりすると体力が消耗するように、ゲーム内での行動は精神力が持っていかれる。
確かに、この少年の頭脳は明晰だ。
文句なしのS級クラス、天才と呼ばれる者だから。でも……精神力がここまで強いとは思わなかったようだ。脳の強さに比例しているのか…?とそう思った。それに、少年はβテストの際も殆どあちらの世界にいた。こっちの世界でモニターする事はできない。
……だからこそ、その身体には、かなり心配だった。
βテストの2ヶ月の期間。
仮想空間から、戻ってきた日は、時間は片手で数えるよりも短い。……身体は夢を見続けている様なものだから、変な話、栄養剤を点滴で体内送り……脳波の状態・心音に最新の注意を行っておれば、余程の年月がたっても、大丈夫だ。そう……、身体の衰えを防ぐのは不可能だが、10年たとうが20年たとうが大丈夫だ。だが、それは最新鋭の設備が要求させられる。それも日本じゃなく世界規模のもの。一般のプレイヤーならかなり厳しい環境だが……。この家はあらゆる物を集められる。
だから、大丈夫……なのだが。それでも、親を自負する自分は心配は尽きない。
「坊ちゃん……確かに、注意を払えば長期的なプレイは可能ですが。……肉体の方の衰えは侵攻してしまいますよ」
爺やはそう心配するように言った。……それもそうだろう。
今回は、βテストの時とは違う。正式サービスだ。故に2ヶ月と言う期間などは無い。構成されたステージの全部クリアするまで……無制限なのだから。
「大丈夫だよっ。知ってるよね?爺や。僕はちゃんとやるってことを。仮に衰えたってリハビリするし、そもそも僕は家から殆ど出ない。日常生活をするくらいの力は直ぐに取り戻すよ。100%リハビリに打ち込めば分けないよ! ……というより、流石にちゃんと戻ってくるよ。爺やに心配かけたくないからね」
少年はそう言って笑った。少年は興味を持った事に打ち込む集中力は驚嘆に値する。勿論、そのことは知っている。傍でずっと成長を見ていたからよく知ってる。だから、ゲームの延長でリハビリが必要な
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