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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第6箱 「えっと… 説明会があるんじゃ……?」
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け??

って言ってみたかったけど。

こんな雰囲気を作った張本人だからそれはやめた。



そして。



長い長い入園式の日の幼稚園は終わりを告げ……。



なかった!!



「では、もう一局だな!」

めだかちゃんののこの一言で……。


「………え?まだ……だったの?」

「当然だ!」 凛ッ!



一回じゃなかったんだ……って思ってたけど。

諦めて、もう一度打つ事になった。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




戦績で言うと……。

その日の勝負は劉一の5勝4敗だった。



「はぁ……そろそろ帰るわよ?りゅうくん、めだかちゃん?」



瞳さんがそう声を掛けてくれなかったらどこまで続いた事やら、

「むぅ……そうか もうこんな時間か、ふむ 楽しかったぞ。ではまたな。」

めだかちゃんはかなり名残惜しそうにしていたけれど……。

顔をニヤつかせながら立ち上がる。



(やはり……私の目に狂いは無いな。奴こそ私の目標……。 超えるべき男だ!私は……見知らぬ誰かを幸せにする為に生まれてきた……だけじゃない。奴と……劉一と会うために生まれてきたんだ!)



めだかちゃんは、凄く笑顔で振り返っていた。

そう、対局を振り返ると。

徐々にではあるがめだかが勝っていった。

……が。

結局は劉一の後塵を拝してしまう。

最終的に見ると 私が負けてしまう結果になる。


(いつ私は奴を超えられるのか……?)


それが楽しみでしかたないのだ。







そう言ってめだかは立ち上がり父親らしき人に連れられ……。

リムジンで帰っていった。



「リムジンだ……。僕、初めて生で見たかも。」



と言って苦笑いする。


「やっぱり りゅうくんとめだかちゃんはすっごいや!どういう遊びかわかんないけど、伝わってくるよ!!」


善吉は笑顔だった。

でも善吉には悪いけど……。

「あははは…・・・僕は結構疲れたりしてるけどね……?」

っと歯切れの悪い言葉を残す。

「そりゃあね、あのめだかちゃんとあそこまでやっちゃうんだから。」

瞳さんも感心を通り超して半ば呆れてるって感じだった。

「やっぱりりゅうくんは凄いね、善吉君の言ってる通り。」

瞳さんまで褒め倒してくるっ!!

流石に照れそうになっちゃったよ……。

「でも めだかちゃんも凄いですよ。一度見せた戦法は全く通じないんですから…… 僕、あのまま続けてたら……。最終的に僕が負
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