暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜神話と勇者と聖剣と〜
ALO:フェアリィ・ダンス〜両刃の剣と天駆ける龍〜
エピローグ〜神話と勇者と聖剣と〜
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士たちを導いた《ソードスキル》が実装されている。

 さらに、SAO時代のプレイヤーは。SAO時代のステータスデータ、アバター外見を引き継ぐことが可能になった。だから今、俺やコハク、多くのSAO帰還者(サバイバー)達はSAO時代の外見をしている(キリトは「あの世界のキリトの役目は終わったんだよ」とか言って変えてなかったが)。

 それだけではない………


 その時、リンゴーン、リンゴーン、リンゴ―――――ン……と、鐘の音が響いた。

「来たぞ」
「あ……すごい!!」
 

 
 妖精郷の月が照らす、夜空に現れたのは―――――――――


「あれが……《浮遊城》、具現化する世界(アン・インカーネイト・ラディウス)…アインクラッドなのですね」

 すぐそばに、銀色の髪に黒いマフラー、おなじみの鎌をもったグリヴィネが現れる。

「ああそうさ。今度こそ」
「あの頂上に立つんだ」
「俺達の手で」

 さらに後ろから、シャノン、ゲイザー、ハザードの三人が姿を現す。

「お〜い、いくぞ〜!!」

 誰かが叫ぶ。

「さぁて、はじめようか、アインクラッド再攻略!!」
 
 シャノンが巨剣を構え

「次はもっと楽しめそうだな。そうなってくれることを願っているよ」

 ゲイザーが拳を握り、

「私も……私も、あの城で戦ってみたいです。行きましょう!」

 グリヴィネが鎌を構え、

「……兄さんはもういないけど……今度は、俺は1人のプレイヤーとしてあの城に挑むんだ。いくぞ、レノン!!」

 ハザードが叫び、肩にとまった小さな、しかしすさまじい情報圧を感じさせる真紅の龍が鳴き、

「……行くか、コハク!!!」
「うん!!行こう、セモン!」

 俺とコハクは、手をつないで、背中の翅を広げた。


 


 ALOの九種族の妖精(プレイヤー)たちが各々の翅を広げて、アインクラッドへと飛び立っていく。

 色鮮やかな光のリボンが、月明かりに照らされて、光り輝いていた。


 
 
 そしてまた、浮遊城で語り継がれることになる。

 勇者と、聖剣の神話が。

 
 

 ソードアート・オンライン〜神話と勇者と聖剣と〜ALO編

 fin

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