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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第七十三話】
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考えていると、シャルルの口が開き――。
「ヒルト、一夏、そろそろ対戦表が決まるはずだよ」
理由はわからないが、突然のペア対戦への変更がなされてから、従来まで使用していたシステムが正しく機能しなかったらしい――てか予め、そういうプログラムの構築は済ませてないと。
――何にせよ、本当なら前日には出来ているはずの対戦表も、今朝から生徒たちが手作りの抽選くじで作っていた。
俺と一夏は主に力仕事メインでこき使われ、シャルルは事務系の方に回されていたが。
「一年の部、Aブロック一回戦一組目なんて運がいいよな」
――と、唐突に一夏が言ったのをきょとんとしながら俺は聞いてるとシャルルが――。
「え?どうして?」
――と、至極真っ当な疑問を一夏に言った。
「待ち時間に色々考えなくても済むだろ。こういうのは勢いが肝心だ。出たとこ勝負、思い切りの良さで行きたいだろ」
「……俺としては、最初は避けたいがな。てか出たとこ勝負とかやめた方がいいぞ?それでいい結果になったやつ見たことないし」
「そうだね。僕も一番最初は嫌かな?――手の内を晒す事になるのは対策を練られちゃうかもしれないし」
――と、シャルルらしい考え方だと俺は納得する。
――シャルルとはあれから普通に接している、シャルル自身も同じように接してくれてるのはありがたいが、たまに二人一緒に思い出すのか変な空気になってしまうが、それでも、シャルルは良く俺の気持ちや考えを汲んで気を利かせてくれる。
「あ、対戦相手が決まったみたいだよ、ヒルト、一夏」
一度考えるのを止め、モニターへと視線を移してそこに表示された文字を見つめた――。
「「――え?」」
「……成る程、誰が決めたか運命ってのは残酷だな、一夏」
――表示された第一回戦Aブロック一組目――
有坂緋琉人&シャルル・デュノア対織斑一夏&篠ノ之箒。
――そう、いきなりの初戦の相手は一夏&篠ノ之ペアだった。
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