1話 家族
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新しい世界に産まれて5年が過ぎた、神の様な者から言われた通り僕の力は安定している為、少し調整するだけで幸運が訪れる
この世界での家族とも良好で、初めは新しい家族も僕を拒絶すると思いビクビクしていたがそんな事も無く、僕を愛してくれた
「蓮ちゃん、皆と買い物行こうか?」
そう言いお母さんは僕と手を繋ぐ
「うん?」
「ははは!蓮夜は元気が良いな」
そう言いお父さんは僕の頭を撫でる
「蓮夜ずるいぞ、母さん俺も手繋ぐ」
そう言い兄さんが僕とは逆のお母さんの手を繋ぐ
夢にまで見た僕の理想の家族、こんな幸せがこれからずっと続くんだと思うと嬉しくて涙が出そうだった
「あら、蓮ちゃんどうして泣いてるの?」
修正、どうやら出そうじゃ無く出てた
「何?蓮夜泣いているのか?何があったお父さんに言ってみなさい」
父さんが慌てて詰め寄る
「父さんの臭いキツくて泣いたんじゃない?」
「えっ?僕そんなに臭い?優香さん僕臭いかな?」
「あらあら♪」
父さんが腕などを嗅いで自分の体臭を確かめている
僕の家族は何時もこんな感じだ、兄さんがお父さんをからかいお父さんがそれを真に受けお母さんがそれを見て微笑む、とても暖かい家族
暫く歩き僕達家族が良く買い物するデパートに着いた
今日は僕と兄さんの新しい服を買いに来るのが目的で早速服を見に行く
早速お母さんは兄さんに動き易い服をチョイスしだした、兄さんは走ったりするのが大好きで兎に角野山を駆け回る為いつも動き易い服を買ってもらう
「う〜ん、蓮くんは直ぐ服を駄目にしちゃうから丈夫なのが良いのかしら?」
「でも優香さん、蓮児は丈夫な服でも直ぐに駄目にするから大量に買わないといけないよ」
お母さん達が言った通り兄さんはいくら丈夫でも服を直ぐに駄目にするやる事なす事とんでもない為だ、この前なんか上半身裸下半身長ズボンだった物が半ズボンになっていた為、僕達は驚き兄さんに問い詰めると「山走ってたらデカいイノシシに襲われた」と笑いながら言っていた、笑い事では無い
お母さん達が怪我が無いか聞くと、兄さんは自分の体を見渡し怪我は無いと言い、後ろを向き驚きの一言を発した
「怪我は無いけど、イノシシは仕留めてきた」
兄さんが向いた方向を見ると其処には体長2メートルはありそうなイノシシが倒れていたのだ、その後兄さんが言うにはボロボロになりながらも人の頭サイズの岩で頭蓋骨を砕いたと言っていた、貴方は何処の戦闘民族ですかと言いたくなる程兄さんは規格外なのだ、だから直ぐに服もだめにする
その後兄さんの服も決まり次は僕の服を買う番になった
「蓮ちゃんに似合うのはこれかしら?」
お母さんはワンピースを手に
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