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連邦の朝
二十二話 会議開催
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民衆に対して2ヶ月に一回の演説を行うが、女王マリアンヌは演説に参加せず。余り、見たことのない人が大多数をしめていた。

更に、コルベールは、ワイアットに話しかけられ誉められた。言うわれた通りに来た、そうすると親衛隊に執務室前から取調室に連行され最後に滅多にお目にかかることのないマリアンヌに会ったのだった。

困惑しているコルベール達をよそにマリアンヌは更に話す。
「もう一度だけ聞きます。どのような事があって、私の夫であり、我がトリステインの国王である陛下の執務室近くで騒いでいるのですか?」
声は二人に響いた。

「あの、マリアンヌ様がお気になさる事ではありません。私がこの不埒な不審者を処理しておきますので女王陛下はお休みになってください。」
彼女がそう言う風にマリアンヌに言ったのだが

「私の言った事がわからないのですか?まずは何が起こったのか説明なさるのが、普通聞かれた者の対応では?貴女は何処の誰でしょうか?」
マリアンヌの言葉が彼女に突き刺さった。

「マリアンヌ陛下!おっしゃる通りです。私は新設されたワイアット陛下の親衛隊、副隊長ジャンヌ・ワイアットです。」
ジャンヌの名前はワイアットが付けたのだった。

「ワイアット?夫とは、どういう関係なのですか?」
目が氷点下よりも凍える様な凍てつく目つきにマリアンヌは変わった。

「どういうとおっしゃられましても、私を優しくワイアット様が包み込む様にして下さって、ワイアットと私に素敵な苗字を下さったのですよ。マ、リ、ア、ン、ヌ陛下!」
最初は驚きでおどおどしていたが、憧れのワイアットの話題になり、ワイアットとの関係がマリアンヌよりも親密であると判ると一瞬でマリアンヌに対して攻勢に出た。

「な、な、な、なんと!貴女はワイアット陛下の、さっきはすみませんでした!胸を触ってしまって、お許しください!」
コルベールがそう言うとマリアンヌが

「何をいっているかのですか?我が!私が!夫のグリーンとは、この女の妄想か妄言でしょう?夢は見ているだけでしょう?本人に聞くのが一番速いでしょう行きましょう。」
マリアンヌは走って行き、執務室前までいっていた。

「どうしたのですか?貴女の妄想が崩れるのが怖いのですか?そうですよね、ふふふ。」
目が怪しく光った様な気がする。

「そこまで言うのなら、いいですとも!お前も行くぞ!」
ジャンヌがコルベールに話しかけた。

「はっ…へぁ!ゆぅくのぉでぇすか私も?」
コルベールは展開に着いていけず、ぼんやりしていたら急に話しかけられ、声が裏返った。

「勿論ですとも、貴方は話を聞いていたのでしょう?そうですよね。」
そうですよねが強く、強調されて聞こえた。

こうして三人はワイアット達の会議場へと向かうのだ
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