第一幕その十六
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ーメはこれで考えを確かなものにした。
「あ奴は剣を作りわしは毒を作る。そうしよう」
「ノートゥング、今こそ!」
「兄貴の作ったあのこの世を支配する黄金の指輪がわしのものになる」
彼は今はその指輪のことを考えていた。
「あいつもこき使ってやろう。あらゆるものがわしのものになるのじゃな」
「さあ、僕の手に戻るんだ!」
「神々も巨人も人間もわしにかしづく。いよいよわしの時代じゃな」
最早自分の手の中にあると思っている。ジークフリートはそんな彼なぞ意に介さず剣を作り続けている。少なくとも何かが起ころうとはしていた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ