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ジークフリート
第一幕その十五
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ないのか?」
「何がだ」
 周りが激しく燃え盛っていてもジークフリートは平気であった。
「何が熱いんだ」
「そう言えるのじゃな」
「全く熱くはない」
 今の彼にとってはそうなのだった。

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