暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
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〜Cross storys〜
episode of cross:接触
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が特徴的な、情報屋《鼠》のアルゴだ。
先刻、「この情報まとめときなアホ弟子」というあまりといえばあんまりな台詞とともに頂戴したこれに書かれていたのは、簡単に言えばそのデュエル大会の概要とそれに出場する選手達の名前とその特徴である。
ここまではいい。
これくらいならば、情報屋としてまっとうな仕事だろう。むしろ、これが仕事の内容だと言ってもいい。しかし───
「だったら、なんでこの出場選手のところに俺の名前が書かれているんでございますか!?」
混乱しすぎて、若干日本語がおかしくなっているホークをどこか憐れむような目で見ながらアルゴは軽く肩をすくめた。
「修行のうちだと思エ」
「……………。師匠、まずこれが何の修行になるのかさっぱり分かりません。英語で言うと、whyです」
かなりキている表情と口調で言うホークの目の前で、アルゴはんー?とおとがいに人差し指を当て、しばしの間照準する様子を見せた後
「その情報は十万コルだナー」
「………………………………………」
あーそーだねそーですよねー、つーか十万って高ぇーなオイ、と半ば諦めた表情を浮かべるホーク。
漫画で言うならば、ずーんと背後に縦線が出てくるところだろう。
「まァ、気を落とすナアホ弟子。フォローはしっかりしといてやるカラ」
「何のフォローですか………」
床に突っ伏すホークの瞳から落ちたものは───
さーなんだったんでしょーねー?
レンは憂鬱だった。とんでもなく憂鬱だった。
アインクラッド第五十層主街区【レインズ】の街中にある店先に並ぶ白い机たちの中に、レンとユウキはいた。
「いいなぁ〜、レンばっかり。ボクも出たかったのに、その大会」
先ほどから駄々をこねるユウキもその気持ちになった理由の半分なのだが、何よりもユウキが駄々をこねるそもそもの原因こそが、レンを今こうして憂鬱にさせている諸悪の根源なのである。
くじ引き、というかなり大雑把かつアバウトな選択方法で決定した、第二十層で開催されるデュエル大会の《六王》内からの参加者。
その当たり(外れ)をレンは引いてしまったのだ。
「良いことなんてないよ。ただメンドーなだけだよ?ユウキねーちゃん」
内容に沿うように、心底つまらなそうな顔で答えるレン。
「だってさ〜、スッゴい人たちが出るんだもん。ボクも戦ってみたいよ」
「………スゴい人達って?」
目論見通り喰い付いてきたレンの、必死に押し隠そうとしているようだがバレバレの好奇心に、ユウキは堪らずにくすりと笑った。
「すっごいよ〜。《ホワイトバレット》に《神話剣》、《直死の魔眼》にアルゴの弟子も出るんだってー」
レンは
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