第1章
旧校舎のディアボロス
第5話 人間やめました!
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
にもの凄い行動力を見せる時もある。まぁ、その行動力が暴走に繋がる時もあるのだが。
「それより、イッセー兄は大丈夫なの?」
「今のイッセーはグレモリーの眷属だ。不用意に殺せば悪魔間との問題に繋がる事になるからな」
イッセーは今、リアス・グレモリーの眷属だ。グレモリーは七十二柱の一つ。その眷属を殺すのは色々と問題になるだろう。
その辺はグレモリー先輩に感謝だな。
イッセーの神器がどんな物か分らないが、それをまた堕天使に狙われて殺される様な事はもう無いだろう。
「とりあえず、イッセーは大丈夫なはずだ」
「うん、分かった」
「……変な気を起こすなよ?」
俺は一応、千秋に釘を刺しておく。
「……う、うん、分かってる……」
……不安だな、オイ……。
俺は不安を抱えながら家に向けて歩き出す。
ー○●○ー
「どうなってるんだ、これは?」
俺は混乱していた。
松田の家から帰る途中で俺は体の異変に気付いた。
夜だって言うのに昼間以上に目がよく見える。遠くにいる親子の会話や周囲の家の中にいる家族の会話が目の前で聞いている様によく聞こえる。
その瞬間、俺の背筋が凍った!? 俺の目の前に殺意を向けてくるスーツを着た男がいた。
俺は全速力でその場から駆け出す!
全速力で走っていた俺は、町外れの公園にたどり着いた!
この公園は夕麻ちゃんとのデートの最後に訪れた所!?
「逃がすと思うか? 下級の存在はこれだから困る」
俺の前にさっきの男が黒い翼を生やして現れる!
俺はその場に尻餅をついてしまう。
「ふむ。情報分析からすると、お前ははぐれか? ならば殺しても問題あるまい」
そう言って、男は手に夕麻ちゃんみたいに槍を生み出す!?
「っ!?」
男は光の槍を俺に投げつけ、槍は俺の腹を貫く!?
「ぐ……あぁぁぁ……」
「痛かろう? 光はおまえらにとって猛毒だからな」
そう言う男の手には新しい槍が握られていた。おそらく、トドメを刺す気なのだろう。
ドガァッ!
次の瞬間、目の前で爆発が巻き起こる!
「その子に触れないでちょうだい」
声が聞こえる方を見ると、紅髪の女性がいた。あのストロベリーブロンドよりもさらに鮮やかな紅の髪をした女性、リアス・グレモリー先輩が。
そこで俺の意識は途切れてしまう。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ