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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第12話 独壇場
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スと同じ能力を使う俺に驚く者もいたが、それでも大半の海兵は俺に向けて銃を発砲する。

「攻撃を仕掛けなきゃ、このまま素通りしたんだが……仕掛けてくるなら話は別だ!!悪いが、反撃させてもらう……『火拳』!!」

俺は大きく右手を振りかぶると、炎と化した拳を発砲する海兵に向けて殴りつけるが、その瞬間……

「『九尾・銀幕』(きゅうび・ぎんまく)!!」

ジュウッ!!

「え!?これは……壁?」

海兵達の目の前に銀色の液体が壁の様に立ちはだかり、思わず見たままの感想を口にする。

「?……これは一体。」

「『九尾・銀槍』(きゅうび・ぎんそう)!!」

「!!」

ボボボッ!!

突然現れた壁に俺は疑問を抱く間もなく、今度は別の場所から同じく銀色の液体が槍の形となって、俺の体を貫くがさっきと同じように音を立てながら、元に戻っていった。

「ほう、なかなか厄介な能力を持ってるな……『白銀街道』(はくぎんかいどう)!!」

シュルルル!!

海兵達の守っていた銀色の壁の上から、銀色の細長い道が出来上がり、その上を滑るように1人の男が降りてくる。

「あ、あれは……」

「銀色の壁と槍は…間違いない!!」

周りの海兵達が自分達を守ってくれた銀色の液体の正体とその使用者に気づき、徐々に活気づいていく。

「それにサカズキ大将やクザン大将、ボルサリーノ大将の3人を倒したとなると、実力はあるようだな。」

銀色の道から降り立つと、すぐさま俺を睨みつける…海軍の支給品である『正義』と書かれたコートを羽織っており、身長は俺より少し高めで黒髪に整った顔立ちだが、そのオーラは歴戦の強者にも勝らぬものであった。

「「あ、アスラ中将!!」」

「お前みたいな奴が何故、今まで頭角を現さなかったのかは分からないが…俺達の邪魔をするなら、容赦はしない!!」

海兵達が男の名を叫ぶと同時に男が威圧を出すと、俺はニヤリと笑いながら男を睨み返した。

「!…へぇ、面白そーな奴だ(しかし、あの男…アスラと言っていたか。俺の知る限りじゃあ、聞いた事はないな)。」

現在、判明している海軍本部所属の中将は10名、海軍支部には1名だけだ。俺は出来る限り、原作を思い出してみるが、どこにもアスラという名の海兵は登場していない。

確か、海軍本部に駐留する中将の規定は16名…まだ登場していない残り6人の中、あるいは支部って事もあるだろうが、それだと実力は本部と比べて3段階降格…つまり、『大佐』相当……まあ、『大佐』でも相当な実力は持っているが…あの男は別だな。

「どうした?そっちが動かないなら、こちらから仕掛けさせてもらう!!『九尾・銀鞭』(きゅうび・ぎんべん)!!」

俺が思考していると、アスラの
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