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遠山キンジに転生して武偵になったら死亡フラグ満載なので武偵にならないと決めた話
俺の彼女とツンデレストーカ女が修羅場な件について
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「金次くんその子だぁれ」

俺の彼女望月 萌が、まるでドス黒いオーラーを纏いながら、冷たい声で言った。

「萌、これには深い訳があるんだ」

「キンジ誰なのその女」

「アリアややこしくなりそうだから、少し黙ってくれないか」

「へー二人は名前を呼び合う仲なんだ」
 しまった、なんか墓穴を掘ってしまったみたいだ。

「初めまして、私は望月 萌、遠山 金次君の彼女です。」

「キキキキンジあんた彼女なんかいたのぉ」

「あなたは私の彼氏とどういった関係なんですか」

萌が気迫に迫る勢いで言った。

「キンジと私の関係はそのその」

「金次君もしかして浮気とかではないですよね」

萌の目がどこか虚ろな感じがして、ものすごく怖い
まずい、とてつもない勘違いをしてるみたいだ。
ここはきっちり説明しないとヤバイな

「ちがぁ「ううう浮気ぃそそそんなふしだらな関係ありえないわよ」

説明しようとしたら錯乱しているアリアに遮られてっしまった。


「ならどういった関係なんですか」


「二人とも落着け俺が説明するから」

「萌も知ってるだろうけど、うちの家系が古武術をやっているのは知ってるよな。
彼女は神崎・H・アリアと言う名前で。
一昨日あった事件で、俺の実力を見たアリアは俺を武偵に勧誘しにきたらしいんだ。
それで俺は武偵にならないと言ったが、アリアが諦めず家までおしかけ泊まりに来たんだ」


「へー家に泊まったんだぁ」

あれ、ちゃんと説明したのに逆にさらに怖くなったぞ。


「神崎さんは金次君が迷惑なのわかっているの」

「そんなのあなたには関係ないわ、これはキンジと私の問題なの」

「関係あるよ、私は金次君の彼女だもん」

修羅場すぎてものすごく居心地悪いな、早くなんとかしないと。


「よし、どこか三人で遊びにいくか。」


「「三人」」

どうやら二人とも納得いかない様子だ。




とりあず二人を何とか言いくるめて、三人で街に出かけることとなった。

「で、キンジどこに行くつもりなの」

しまったあの状況を抜け出すために何も考えてなかった。
カラオケの場合アリアは歌を歌えるかどうか怪しいし、
ボーリングの場合、萌はあまり運動は得意じゃないから却下だな。
となるとあと思いつくのは原作でもあったゲーセンだな。

「ゲーセンに行こうと思っている」


「ゲーセンって何キンジ」

アリアはたしかイギリスの貴族だったな

「ゲームセンターの略だ行ってみればわかる」

「え、神崎さんゲーセン知らないの」

萌がアリアの世間知らずに驚いてるみたいだ。
ま、原作知識がなかったら俺も同じ反応をするだ
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