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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第2箱 「プラスとマイナスの間の僕は…… ゼロ?」
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…。
その内容は勿論彼……
劉一に関してだ。
「彼……いや 本当に2歳児なのかな? 私が言うのもなんだけど………。」
自分の容姿もねぇ……とも考えていた。 苦笑
でも、彼のは2歳児とは思えない程…
しっかりといろんなことを理解している…
あのころの年頃は自分のことしかまだ考えてないだろう。
(………所謂万能タイプの異常……ってことかしら??)
暫く考えていたが。
「まあ…… 彼の事もだけど今はそれどころじゃないもんね。」
そう、 ここは異常と呼ばれる人たちが集まる病院。
言い方は悪いが、あまり1人の事だけを考えて入られないのだ。
だけれど……。
「いよっし! 今日もがんばっちゃおう!」
瞳は拳にぐっと力を入れた。
彼女は、1人1人に真剣に向き合っている。
当然という人もいるだろうが。
異常性をもった子供に真剣に向き合う事は生易しい事ではないのだ。
彼女も異常といわれていた子供の1人だった故もあるのかもしれない。
side out
「ふぅ………。」
部屋の外のイスに座り。
前をじっと見て…
全く姿勢を崩さずに劉一は順番を待っていた。
小さな身体になってしまったから、トイレに行くのも大変だったし、椅子に座るのも大変だった。
だけれど何だか苦にはならない。
何だか……ここから新しいことがおきそうな気がしたからだ。
そこに……
1人の子供が近付いてきた。
女のコだった。
「おい! 隣はあいておるか?」
初対面だったのだがそんなことは関係ない!といった感じだった。
何より……その女の子の素敵な笑顔だった。
「うん!大丈夫。僕1人だったから、いいよ。」
だから、こちらも笑顔でそう答える。
「そうか すまないな。」
彼女は笑顔を見せたまま座った。
「凄く……嬉しそうだね 君。何かあったの?」
女のコの顔が笑顔(わくわくした感じかな?)だった為 好奇心からかつい話しかけていた。
見惚れてしまう程輝いてるとも思ったから……。
「む!顔に出ていたか そうなのだ。もしかしたら自分が分からなかった事を教えてくれるかもしれなくてな。それでちょっぴりわくわくしていたんだ。」
「へぇ…そうなんだ。」
率直な感想なんだけどやっぱり、素敵だな……と思えた。
同じくらいの歳の女の子でこんな子はいるのかな……?
っとも思えたほどだ。
彼女の理由はよく分からなかったけど。
彼
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