蒼風の谷
騎士ミラー
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「騎士ミラー。ゴルデ・ミラー、君の存在に心奪われた男だ!」
「はぁ!?」
鍔迫り合いの状態から一旦離れ相手―――騎士ミラーを見やる。整った顔でイケメンと言われても差支えがなさそうで背も高い。おまけに身の丈もある剣を軽々と。
「お前、まさか、男色家か!」
「はっきり言わないでほしいな。だが、その通りだ。」
「うわぁ……。」
また面倒な奴だ。ただの剣士ならよかったもののオレに執着する男色家とか。
「お前、そうだな。うん、コロス。」
「なにを!この運命の再会でなにを言うか!いや、言わない!」
「……面倒くせぇ……。」
ご丁寧に反語までしてくれたよ。
興が逸れたがオレは剣を構え直す。切っ先を変態騎士に向け、相手の出方をみる。
「さあ始めよう。私と死神のワルツを!」
「……斬る。」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ