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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第4話『怒れる獣』
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ュートと理解した時には、ボールは既に目の前まで迫る。避けらる訳なく、ボールは直撃し、今までとは比べ物にならない程のシュートに思わず磯崎も吹っ飛ばされてしまい、ボールはそのまま熊井の足元へ戻っていく。

「ぐわっ!!」

「磯崎!」

「ぐっ、あの野郎……!」

『フン、お返しは気に入ってくれたかァ?』

「!?」

ダン、と力強く地面を踏み鳴らし、荒々しい声を上げる。そして顔を上げ、今の熊井の表情は鋭くまるで獣のような目つき。まるで憤怒感情全てを表情に現したような、普段ニコニコとしてた熊井とは同一人物とは思えない程、雰囲気はガラリ、と変わっている。

「て、テメェ、クマなのか!?」

「フン、見りゃ分かんだろうが?まぁさっきはよくも散々言いたい放題言ってくれたじゃねぇかァ!あんだけ馬鹿にされりゃ俺も我慢の限界なんだよッ!!!!」

狸のように大人しかった時とは一変、その名の通りクマそのものような迫力に、一瞬磯崎達ですら威圧され、思わず後ろに下がってしまう。

「(び、ビビらされた?この俺が!?)」

「い、磯崎!?」

「く、クソッ!何なんだこいつ!?人が変わったように急に豹変しやがって!!けど、それがなんだってんだよ!!」

スライディングタックルで強引にボールを取りにいく磯崎に対し、熊井はそのまま避ける事なく、真っ向から迎え撃ち、スライディングタックルをそのまま受け止める。

「!」

だがスライディングタックルでボールを取りに行った磯崎の動きがピタリッ、と止まる。

「うおおおおおおぉぉぉぉぉッ!!!」

スライディングタックルされてなお、ボールを蹴ろうと押していき、スライディングした磯崎を逆に押し返していく。

「な、にっ!?」

「どぉぉぉぉおおおおおりゃああああああッ!!!!」

足を振り上げると、磯崎を弾き飛ばし、そのままゴールへと突き進んでいく。

「ぐあッ!!クソッ!城山!!」

「あぁ!分かってる!あんな奴にゴールを割らせるかよ!!」

「フンッ、テメェじゃ俺のシュートを止めんのに役不足なんだよォッ!!!」

シュート体勢に入りると、力強く足を踏み鳴らすとまるでクマのような鳴き声がその場に響く。

「これは!?」

「目ェ開けてよーく見てろォ!!こいつが俺の必殺技ァ!!”ベアードライブ”だァッ!!!」

そのままボールを蹴り飛ばし、まるでクマが突っ込むようなシュートがゴールに向けて襲いかかる。

「止める!バットアタック!!!」

再びシュートされたボールに飛びかかり止めようとするも、ボールに飛びかかった城山ごとゴールへとシュートを突き刺す。

「ぐあああああああッ!!!」

「っしゃあああああああッ!こいつが俺の必
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