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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第4話『怒れる獣』
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ャンスを得た事に、観客も驚いたような表情を浮かべている。

「行っけぇーーッ!クマ!!!」

観戦席から聞こえる龍野の声援に頷きながら、ゴールに向けて力強いシュートを放つ。




「決まれーーッ!」

「甘いんだよ」

力強いシュートに対し、キーパーである篠山は突如ゴールポストに攀じ登り、まるでコウモリのような宙吊り状態となる。

「バットアタックッ!」

コウモリが超音波を送り、跳ね返った超音波で位置を特定するようにボールの位置を特定すると、そのまま向かってくるボールに飛びかかって止める必殺技、”バットアタック”、渾身のシュートをいとも簡単に止められてしまう。だが悔しがってはいるもののまだ彼の眼は諦めていない。

「次こそ決める!」

「ふん、ゴールは割らせねぇよ」

その後も何度も何度も全力でシュートを叩き込んでいくが、全てキーパ−である城山にあっさりと止められてしまう。




「くそ、中々決まらねぇ」

「アハハ、シードである城山が守ってるんだ。あの程度のシュートじゃ、何百本打たれても止めるさ」

「それでもあいつは諦めねぇ!絶対シュートを決める!!」

「へぇ〜、でも期待してるようで悪いけど、もうそろそろ磯崎達、始める頃合いだよ?」

「あぁ?」

光良の意味深な言葉の意味を理解できていない龍野だったが、試合の方では何本も何本もシュートを打ってもそれは決まらず、ただ闇雲に熊井の体力を削るのみ。




「うおおおおおぉぉぉぉぉ─────ッ!」

息を切らしながら、なおもボールを力強く蹴り、シュートを放つ。しかしそのシュートに対し城山は片手であっさりとボールを受け止める。

「なっ!?」

「へっ、磯崎」

「分かってる。始めるか!」

磯崎にボールを投げ渡し、それを奪おうと駆け寄って行く。

「取る!」

「ハッ、そんなに欲しけりゃ受け取りな!!」

「!?」

熊井との距離がギリギリまで狭まった瞬間、ボールを力強く蹴りつけ、熊井の腹部に思いっきり叩きつけられる。

「うわああああああッ!!!」

吹っ飛び、仰向けに地面に倒され、腹部にボールを叩きつけられた為か、苦しそうに咽ながらも立ち上がる。

「おいおい大丈夫かよ?今度はちゃんと受け取れよなッ!!」

「!」

足元にあるボールを再び蹴り飛ばし、そのシュートは立ち上がったばかりの熊井の体を直撃し、またも吹っ飛ばされてしまう。




「なっ!あんなの反則じゃねぇのか!!」

「アハハハハ、反則じゃないよ。磯崎はボールを蹴っただけ、それを避けられない方がドジなだけだよ」

「こんなの汚ぇぞ!!」

「これが磯崎の戦い方さ。相手が二度
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