リュカ一座 ACT7
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【白雪姫】
むかしむかし、ある所に自分の美しさに絶対の自信を持っている女王が居りました。
女王:スノウ「えっと……鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだぁれ?」
魔法の鏡:ラングストン「そりゃリュリュさんッスよ! もうダントツって感じ!」
女王:スノウ「ふ、ふざけるなー!」(バリン!)
怒った女王は鏡を叩き割り、リュリュ……ゲフンゲフン、白雪姫を抹殺しようと森へ入ります。
何故森に居るかというと、女王が追いやった為です。
めんどいから端折りますね。
女王:スノウ「そこのお嬢さん。美味しい毒リンゴは如何かな?」
見るからに怪しい老婆に化けた女王は、白雪姫に毒リンゴを食べさせようと思い彼女の前に現れたが、頭が緩すぎて本当の事を言ってしまい、周囲の空気が膠着する。
白雪姫:リュリュ「あの……流石に毒リンゴと言われちゃったら……要りませんよ!」
女王:スノウ「ちょ、ちょっと間違えただけじゃないの! 揚げ足を取ってないで、劇に協力しなさいよ!」
逆ギレの女王……
しょうがないので白雪姫はリンゴと食べたフリをする。
さらに死んだフリまで大サービス!
女王:スノウ「さぁて……今度こそ聞くわよ。鏡、世界一の美女は誰!?」
魔法の鏡 二代目:ラングストン「だから、リュリュさんだって言ってんじゃん!」
女王:スノウ「何よ!? 毒リンゴ食べて死んだ事になってるんでしょ!?」
魔法の鏡 二代目:ラングストン「死んでねーし……」
(バリン!)
女王:スノウ「くっそー! 今度こそ毒リンゴ食わしてやる!」
女王が魔法の鏡の口の利き方に、大層激怒している頃……
死んだフリをし続ける白雪姫の下に、残念系なイケメンが鼻の下を伸ばして現れました。
残念系王子:ティミー「おお、何と美しい少女だろう! しかし何者かの所為で死んでしまっている……これはきっと、王子様のキスで目覚めるに違いない! いざ!!」
白雪姫:リュリュ「い、いざ!!じゃないですよティミー君! 私、生きてますから! 死んだフリなだけですから!!」
残念系王子:ティミー「えぇ〜……折角この役をゲットしたのに……キス無しなの!?」
白雪姫:リュリュ「無しですよ! てっきりお父さんが来ると思ってたのに!!」
とっても残念なやり取りをする二人……
そこに現れる女王。
女王:スノウ「あの〜……じゃぁ今度こそリンゴ食べる?」
白雪姫:リュリュ「食べませんよ! ……もう良いじゃないですか。私は世界一とか興味ないですから! お父さんが言ってたんです『争い事はダメだ』って! ウサギとカメで言ってたんですよ」
女王:スノウ「そうよねぇ〜! リュー君てば格好いい事言うのよねぇ〜?」
こうして白雪姫と女王は仲直りをし、幸せに暮
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