―ジェネックス X―
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ノンのレベルは8であり、おジャマ・イエローのレベルは2であるので、《下克上の首飾り》の効果により攻撃力は同格となる。
だがそこを、盾持ちの機械戦士がおジャマ・イエローを守った。
「墓地の《シールド・ウォリアー》を除外し、おジャマ・イエローの破壊を無効にする! そして突き破れ、おジャマ・イエロー!」
VWXYZ−ドラゴン・カタパルト・キャノンの攻撃をシールド・ウォリアーが防ぎ、おジャマ・イエローの俗に言うライダーキックがボディを貫通し、最強のVWXYZは見事に爆散した。
「……カードを一枚伏せ、ターンエンド」
俺が光の結社に洗脳された時は、マイフェイバリットカードたるスピード・ウォリアーの一撃で、俺は目覚めることになったらしい。
ならば、万丈目もこの一撃で光の結社から目覚めてはくれないだろうか……?
「クズカードの分際でぇ……! 俺のターン、ドロー!」
結果は目を覚ますどころか逆の結果になったのか、ただでさえ万丈目の怒りという名の炎に油を注いでしまったようだ。
……いや、むしろ元の万丈目に戻ってきている証拠……なのか?
「まずは速攻魔法《サイクロン》を発動! 《下克上の首飾り》を破壊する!」
戦闘する際に効果を発揮する装備魔法《下克上の首飾り》を破壊するということは、万丈目が狙っているのは、高レベルのモンスターの特殊召喚……!
「装備魔法《次元破壊砲−S・T・U》を発動! 墓地から効果を無効にして貫通効果を付与し、《VWXYZ−ドラゴン・カタパルト・キャノン》を特殊召喚し、このカードを装備する!」
言わずと知れた蘇生出来る装備魔法《早すぎた埋葬》が、VWXYZ−ドラゴン・カタパルト・キャノン専用蘇生カードとなった魔法カードにより、再びVWXYZの最強モンスターが復活を遂げる。
「終わりだ、バトル! VWXYZ−ドラゴン・カタパルト・キャノンで、おジャマ・イエローに攻撃! VWXYZ−アルティメット・デストラクション!」
「……万丈目。お前がホワイトサンダーである限り、お前はこのデッキにすら勝てない! 《ジャスティブレイク》を発動!」
通常モンスターが攻撃対象に選択された時、フィールドにいる通常モンスター以外を全滅させる罠の雷――それがおジャマ・イエローから降り注ぎ、VWXYZ−ドラゴン・カタパルト・キャノンをまたも破壊した。
「……俺がホワイトサンダーである限り勝てない、だと……!?」
「ああ。その証拠がこのフィールドだ」
正直に言うと、ついつい口から出てしまった出任せだったので、俺にももう余裕も何もないのだが、万丈目が反応してくれたのでこのまま行くとしよう。
「思い出せよ万丈目! ホワイトサンダーなんて言ってるお前じゃなく、真に強い
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