暁 〜小説投稿サイト〜
【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第四幕 「非主人公、非ヒロイン、是物語の参加者」
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が何の不具合でしょうかこれ」
「セッシーが微妙に性格違うんですがねぇ?(困惑)」

等々次々に原作と違う点が浮き彫りに!ヤバイこれ原作知識アテになんないかもしれない。きっとこれから謎の厨二病ネーミング組織とか第3勢力とかウサギとか真っ黒ぉ!な企業とかウサギとかISに復讐を誓った者とかウサギとかに運命を翻弄されるような気がする。
ああ、神様。アンタ嫌がらせ大好きですねホント。

「あ゛ー・・・本当どーしよーか」

放課後の教室で机に突っ伏したまま考える。介入するか?武力による戦争根絶を掲げて不思議な粒子をばらまく人たちよろしく介入した方がいいのか?
でも・・・ぶっちゃけめんどくさいなぁ。私居なくてもどうにかなるっしょ、うん。最終的にはワンサマーがオイシイ所全部持って言ってくれるに違いない。うーん・・・・・・



 = =



「あれ佐藤さんだっけ?変な声出してどうしたんだろう・・・」
「さぁな。それよりも久しぶりだな、一夏」

自称モブ転生者が教室の隅で頭を抱えている中、一夏はファースト幼馴染たる篠ノ之箒と再会していた。

「全く驚いたぞ?まさかお前がISを動かすとはな・・・」
「何言ってんだ箒、そっちだって去年剣道の全国大会で・・・」

和気あいあいと言った風に旧友を深める二人を前に、佐藤さんがまるで突然勝手にミサイルをぶっ放した部下に理由を問いただしたら世界を守るためです(キリッと言われた上司のような顔をしているが二人は気付かない。

「ところでもう一人の方・・・残間は一緒じゃないのか?仲が良さそうだったが・・・」
「あいつは図書室に行ったよ。IS関連の本を片っ端から借りて読み漁る気なんだろ」
「・・・本人が居ない場で聞くのもどうかと思うが、何故残間があそこまで怒ったのか聞いていいか?」
「ん?ああ・・・あいつの兄貴のジョウさんの事を考えちゃったんだろうな」
「ジョウ・・・残間の兄がどうかしたのか?」
「ん〜・・・ジョウさんってさぁ、所謂天才肌なんだよね」

ユウを“完璧超人”とするならばジョウは“究極超人”だと一夏は考えている。ありとあらゆるジャンルにおいて(本人がその気になればという条件付きで)尋常ならざる能力を発揮し、いつも人の何歩も先を歩き続ける男。ジョウはユウにとって憧れであり、尊敬の対象であり、いつか追い抜きたい目標でもあった。
だが、目標が高ければ高いほど、追いかける人間には辛い。ましてやジョウは努力するタイプの天才であったことはユウにとっては不幸な事だったろう。童話のウサギとカメのように(ウサギ)は自分の才能に胡坐をかいたりしなかった。

つまりユウは残間承章という大きすぎる背中を必死に追いかけ続け、才能の差を努力で埋めようと躍起になり、縮まらない差に絶望したの
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