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【完結】剣製の魔法少女戦記
第四章 空白期編
第百三話      『アリシアのフェイト観察記録』
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Side アリシア・T・ハラオウン


なのはから聞いたなにげないシホの観察記録の内容。
それを踏まえて私も本日はフェイトを観察したいと思います。
といってもなのはの家じゃないんだけどフェイトも結構朝が早くてよくランサーに屋上で稽古をつけてもらっている光景が目立つ。
それで私も朝早く本日は起きることにしました。
それでマンションの屋上に向かってみるとやっぱりフェイトとランサーがバルディッシュとデバイス版ゲイボルクをぶつけ合っていました。
…さすがに宝具は使わない。ランサーのゲイボルクはただでさえ一つでも傷を受けたら治りにくいんだから使えないし。
それよりフェイトも中学生になってかなり成長した。まぁ私も同じくらい成長しているんだけどね。
それで前までは持って5分くらいのランサーとの本気ではなくともかなり力の入った打ち合いも最近は10分くらい保つようになった。
強くなってきているよねフェイトは。

「おし! マスター、早朝訓練はこれくらいにしとくか」
「う、うん…!」

ランサーもフェイトの限界を見極めて訓練を終了させた。
ランサーに限らずサーヴァント全員は普通に達人の集まりだから基本的に教え方は言葉より体で覚えさせるのが資本だから自然と経験と技量が身について上がってきているんだよね。
それで最近はシグナムとも五分五分の勝負ができるようになったとフェイトは嬉しそうに言っていた。
でも最上級の稽古なので文句や弱音を言ったら管理局で普通に訓練している魔導師の人達に失礼なのでフェイトは愚痴や文句は一切言わない。
真面目だよね、フェイトは。

「はぁ、はぁ…ありがとランサー」
「あぁ。また腕を上げたなマスター。…そうは思わねぇか、アリシアの嬢ちゃん?」

やっぱりランサーは私が見ているのに気付いていたみたいだね。さすがだね。
それで私は二人分のタオルを渡しにいく。

「ありがとう、アリシア」
「あんがとな」

そういって二人はかいていた汗を拭いていた。
…っていってもランサーはフェイトと比べたらほとんど汗は出してはいない。
やっぱり英霊の体力は異常だね。
それからリンディお母さん、クロノお兄ちゃん、フェイト、ランサー、アルフ、私の六人で朝食を取る。
その時でも私はフェイトを観察していたらふと目が合って、

「…? アリシア、なにか用? じっとこちらを見てきているけど…」
「な、なんでもないよフェイト?」
「そう…?」

危ない危ない…ばれるところだったね。

「ところでアリシア、今日はなにか用事はある…?」
「ううん、とくにはないよ。せいぜい魔術事件対策課に帰りにシホ達と一緒に少し顔を出す程度かな?」
「そっか。それじゃ今日は一日学校に行けるね」
「そうだね、フェイト
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