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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
ゴーレム襲来
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「え?そういえばそうね」


俺達が不思議に思っていると敵ISが鈴が出てきた方のピットをジッと見ていた。

そしてそのまま腕を上げてエネルギーを集束しだした。

ヤバイ!

俺は敵に突っ込みながらすぐに怜にプライベートチャンネルを開いて「危ないからすぐにISを展開して逃げろ!」と言おうと思ったのだが、鈴も同じ行動をしようとしたみたいで同時にプライベートチャンネルを開こうとしたのでエラーが表示されてもう一度プライベートチャンネルを繋ごうとした時に敵ISから高出力ビームが発射されて鈴が出てきた方のピットを破壊した。


「「怜ー!」」


俺と鈴は叫んで必死にオープンチャンネルもプライベートチャンネルも開いて応答を呼び掛けたが返事は返ってこない。

俺と鈴はその事実を確認すると二人で敵ISに突っ込んで行った。


「よくも怜をー!」


俺は雪片を思いっきり振りかぶり振り下ろす。

簡単に避けられる。

だが鈴がその回避した先に先回りして鈴は青竜刀を振り回す。


「アンタをさっさと倒して怜を救助しなきゃいけないのよ!さっさと倒れなさい!」


だが必殺の間合いでも有り得ない反応速度で回避する。

鈴は衝撃砲で追撃し、俺も雪片で追撃するが嘲笑うかのように軽々避ける。

その姿にドンドン苛立ちが募り、俺達の攻撃は乱雑になる。

そしてエネルギーが尽きそうになった時にアリーナのスピーカーから大声が響き渡った。


「一夏ぁ!怜の救助にはセシリアが向かっている!だから何としてもそんな屑を早く倒してくれー!」


俺と鈴はその声で少し冷静になり動きを止めた。

そうして敵ISを見ると今度は箒に向かってビーム兵器を撃とうとしていた。

その時に俺は咄嗟に鈴に声をかけた。


「すぐに最大出力で衝撃砲を撃て!早く!」

「え?当たらないわよそんなの?」

「良いから早く!」

「わ、分かったわよ!」


鈴はすぐに衝撃砲を最大出力で撃ち出した。

俺はすぐに射線上に出てその衝撃砲を背中で受ける。

受けると同時に瞬時加速を作動させて衝撃砲のエネルギーを取り込んで一気に排出し物凄い速度まで加速して相手に肉薄した。

中に人が乗っていてもコイツだけはゆるせない!

そして俺はそのまま雪片を相手に振り下ろした。

〜一夏sideout〜


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