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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
ゴーレム襲来
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る手筈になっているからだ。
昨日、束から連絡があって知った。
僕的にはどうでもいい問題だったので介入するつもりは今のところない。
まあ束は『いっくんはまだ操縦に慣れてないだろうから練習相手だよ♪運が悪くなければ死なないから大丈夫♪』とか言ってたので一応準備はしている。
いや、だって運が悪かったら死ぬってね?
友達が死ぬのは嫌だし、何より一夏には生きてもらわなきゃいけない。
僕の目的の為にも。
そう考えていたらアリーナが揺れた。
どうやら無人機がようやく乱入してきたみたいだ。
さて、束に頼まれていたことでも適当にしときますか。
アリーナに教師、上級生チームが入ってこないようにアリーナの出入口全てにロックをかけて、プロテクトをかけておくか。
まあこれで最低でも30分は持つでしょ。
さあさあ、一夏達はどうしているのかニャ?
モニターでチェックすると鈴お姉ちゃんと一緒に攻撃を仕掛けているけど甘いニャ〜。
それにしても……ん?
あっち側のピットに箒とセシリアさんがいない?
中には入れないようにはしてるけど何かと邪魔されたら面倒だなぁ。
でもいっか。
放っておいても。
さて一夏はどうやってゴーレムを倒すのかニャ〜?
そう思っていたら束からの連絡があり、それを聞いて僕はニヤリと笑った。
〜レイsideout〜
〜一夏side〜
「くそっ!」
「何なのよアイツの動きは!」
一撃を入れたと思ったらギリギリで避けられるのが四回も続き、俺と鈴は少し苛立っていた。
「鈴、残りのエネルギーは?」
「180よ。アンタは?」
「210だ。流石に厳しいか…」
俺達は残りのエネルギーを言い合ってため息をついていた。
あまりエネルギーが残っていない状態で相手のシールドを突破して
機能停止
(
ダウン
)
させなければならないというのは確率的に絶望的だ。
数字でいうと確率的に大体4〜7%らしい。
「で、どうする鈴?逃げるか?」
「冗談言わないでくれる?それに怜も心配なのよ。怜はピット・ゲートの近くで閉じ込めれてるって通信で言ってたわ。もしピットに逃げて流れ弾が直撃したら専用機を持っているにしても大変なことになるわよ」
「何だって !?」
俺はそれを聞いて雪片を握り直した。
「怜もロックを開けようとしているみたいだけどプロテクトがかけられてて時間が結構かかるって言ってる。どうする一夏?」
「どうするって言われても……ん?」
俺は不思議に思ったことがあったので鈴に尋ねる。
「あれ?アイツ攻撃してこないぞ?」
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