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人造女神アリスディアと魔人少女達の戦い
始まりの終わりと終わりの始まりF
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は問題無いですが…………」」

 2人は心配そうに再生途中のアヴリルを見る。

「問題無い…………魔物が魔法を撃ってきたら、その中に叩き込んでくれたら直ぐに治る」

「そいつはいい。厄介な魔法の盾に出来るって事じゃねえか。大丈夫なんだろ?」

「「はい。魔物の魔法は私達が防ぎます」」

「良し。お前ら、結界の代わりは魔人の嬢ちゃん達がしてくれる。なら、俺達がやる事は何時も通りだ。やるぞ!!」

「「「「おうっ!!」」」」

 直ぐに走り出して、迎撃準備を整えて行く。これには村人達も協力していく。

「人手がいるだろうから、お前達も手伝ってやれ」

「「「はいっ!」」」」

 俺は連れて来た連中にも指示を出す。そして俺自身もリコリス達を抱き上げて、来た時と反対側から村の外へと出る。そこは草原で、所々に岩で作られた防壁の跡があったり、抉られた地面が見える。遠くには森が有り、比較的近くには幅30メートルくらいの川が流れている。
 そして、イリスとイリヤの指示の元、等間隔に置いていく。その後ろにはカタパルトと呼ばれる投石器が荷台に乗せられて多数運ばれ、魔法陣の上に配置されて行く。そう、魔法陣。人類が使えるのは魔術が基本だが、書かれた魔法陣の上に居る間だけ、魔術などを魔法と同じ威力に強化する事が出来る。この魔法陣を書いて維持する技術は過去に存在したようだ。後でアリスディアから教えて貰うのも有りかも知れない。

「お〜〜〜、随分来やがったな」

 遠くに有る森から小さな人のような者が数人出て来る。そして、その後ろを魔物が追ってきている。それと同時に別の場所からも人が出てこちらに向かっている。

「ナハトと言ったか。取りあえず、この場の指揮は俺が取るぞ」

「ああ。そっちの方が良いだろう。頼む」

「おう。投石部隊、準備しやがれ!」

「「既に出来てます!」」

「なら、撃て」

 ゴルドラの声と同時に、魔術などでエンチャントされた岩が勢いよく、魔物目掛けて放たれる。その岩は人を通り過ぎて、魔物の群れに着弾して爆発を起こす。

『アレは爆破の魔法ね。魔法陣に書かれている爆破の魔法を岩にエンチャントして、それを放ってるのね』

「魔法陣には種類が有るのか?」

『有るわよ。魔法を強化する魔法陣と魔法其の物を閉じ込めて、それを発動出来るようにする魔法陣がね。ここは後者ね。ちなみにエンチャントまでが魔法陣に書かれた効果よ』

 そんな会話をしていると、先頭を走る燃えている犬の魔物達からこちらに向けて大量の火炎魔法が飛んでくる。

「嬢ちゃん、行ってこい!!」

「なっ…………」

 アヴリルをその火炎魔法の嵐に向かって、ゴルドラがその馬鹿力で投げ込んだ。そして、その火炎が吸い込
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