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武で語るがよい!
いざ、高町家へ
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は今日、僕が電話で『フェレットの事が心配だから様子を見に行くけど来る?』と誘って二人で動物病院まで行ってたんですが……途中で高町さんが疲れて寝てしまったんです
それで僕が家まで運んだんです……」

「え? え、君が神田君? 
私はなのはの姉の美由希っていうの、よろしくね」
《この子がお父さんの言ってた子? 普通の子にしか見えないけど……》

《あの子が神田君……父さんが強いと言っていた少年
いや、今はその事は一先ずおいて置こう……彼はさっき何と言った?
なのはを連れ出した? もしそれが本当なら灸を据える必要があるな……》

…………やべ、ここに居るの美由希さんだけじゃない
恐らくだけど高町家の長男の恭也さんまで居るぞ……どうする?
『高町さんは俺が誘ったので叱らないでください』みたいな流れを創り、そこに+αを加えて高町さんをお咎めなしにしようと考えていた……その際、俺が拳骨の一発位貰う覚悟もしていた。

だが、先ほどの恭也さんの思考……もしかしたら、俺の骨を一本や二本をへし折りに来る気かもしれん……。
まぁ、そんな事になったら鉄塊を使って防御又は紙絵による回避をするが……。
後、どうやら俺の事、士郎さんから聞いてたみたいだな、一体どの様な話をしたかは分からないが……悪い事は言ってないのだろう。
もし俺の事を悪く言ってたら、美由希さんと恭也さんの二人掛かりで俺の腕の中に居る高町さんを強引に奪いに来るはずだ。そう考えながら、ふと高町さんに視線を落とす……未だに涎は健全だった

「あ、なのは重いでしょ? こっちに渡して頂戴」
《あちゃ〜、なのはったら涎たらしちゃって……こんなんじゃあ、先が思いやられるよ》

? 一体なんの先が思いやられるのかは分からないが、高町さんを美由希さんに手渡す
どうやら、俺が高町さんへと視線を落とした事によって、俺への負担を心配したようだ

さて、俺の人生最大の黒歴史になるかもしれんが……やるか…

「あの! 高町さんを叱らないでやってくれませんか?
高町さんはこのフェレットの事が心配になって家を出て行ったんです!
それに……さっき言ったように、僕が……僕が誘ったのが原因なんです
だから、高町さんを許してあげてください! お願いします!」

「きゅ、きゅう〜!」

そう言いながら俺は腰を90度に折り、スクライアが乗った両手を前に出して悲願する
目には涙を溜め、声には切実さを乗せる……そして、スクライアも美由希さんへ訴えるように鳴いている。
そう、俺の取った行動は”泣き落とし”……『子供の涙は女の涙にも匹敵する』
俺が転生前に学校の保健教員から聞いた言葉だ。その言葉を思い出したので今回使わせてもらった。

《え? えっと、こんな時どうしたら良いの!?
なんかこ
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