第三十五話〜R2・ゼロレクイエム〜
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ナナリーの目には憎しみが宿っており、それをライに向けているのだから。
しかしここでナナリーは気付く、ライの口が少し動いていることを。例え憎むべき相手でも最後の言葉は聞き取るべきであるとナナリーは考え、ライの手を握る。
「あっ……!」
その瞬間、ナナリーはライの記憶を知る。そしてそれは機動六課のメンバーにも見えていた。
彼女たちは知る。3人が計画した『ゼロレクイエム』の全貌を。憎しみをライというわかり易い個人に集め、その後、ライがゼロに殺されることで世界が話し合いというテーブルにつくようにすることを。
計画についての記憶の中で、ライは言う。
「……2人共、ギアスとは願いに似ていないか?」
その言葉に2人が頷くのを確認してから、ライは更に言葉を続ける。
「僕はこの世界の人々のギアスに掛かる。だから、僕は君たちにギアスを送る。この世界を頼む」
その願いを口にした時のライの表情はとても穏やかでそして優しい笑顔であった。
そしてナナリーは更にライの記憶を知り、思い出す。
彼と出会ったこと、
彼と話したこと、
彼と折り紙を折ったこと、
その全てを。
「そ…んな……ライさん?」
ナナリーは再びライを見る。
「……」
しかしライは既に事切れていた。それを知ったナナリーは涙を流し絶叫した。
ここまでの一連の記録を見終え、六課メンバーは呆然とする。彼女たちは涙を流す者、悲しみに目を伏せる者、苦い表情を浮かべる者等様々な反応をしていた。しかしそこには先ほどまであったライに対する嫌悪感は全くなかった。
そんな彼らの視界が急に黒く染まる。再び、なにかが見えたと思った時、そこには1人の女性が立っていた。
緑の長髪に白い拘束衣を着た女性、C.C.がその場に立っていた。
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ラ・ス・シ「「「……………………………………………」」」
ス・シ「「まさかほんとにR2終わらせるとは」」
ラ「2人とも、気持ちは分かるけどまずは自己紹介からしようよ」
シ「むっ、そうか。ライトニング分隊副隊長、烈火の将ことシグナムだ」
ス「あっ、ごめん。枢木スザクです」
ラ「司会役のライです。それで、2人は今回の話で何かコメントは?」
ス・シ「「………削りすぎ」」
ラ(あっ、作者が部屋の隅で体育座りして壁に話しかけてる)
シ「細かいところはしょうがないとして、最終決戦の部分があんなに短いとは」
ス「それに僕とライとの絡みも全くと言っていい程ないし、それにナナリーを優遇しすぎじ
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