第五章
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本格的な紅茶とケーキが出てね」
「美味しいのね」
「何でもイギリス風の本格的だけれどね」
それでもだというのだ。
「味はイギリスのよりずっと美味しいからって」
「ああ、イギリスってお料理まずいのよね」
「最悪らしいわね」
「そう、それでもそのお店は美味しいから」
だからだというのだ。
「そのお店行かない?今から」
「そうね、じゃあね」
私も彼女の言葉に応えた、そのうえで言った。
「行こう、今からね」
「ええ、それじゃあね」
「私紅茶とケーキ好きだし。お祖父ちゃんもそうだったのよ」
「あんたのお祖父ちゃん甘党だったの」
「お酒は飲めなかったけれど」
これは本当のことだ、お祖父ちゃんはお酒は駄目だった、それで甘いものが大好きでよく食べていた。
「そっちは大丈夫だったから」
「それであんたもよね」
「ええ、好きだから」
それでだった。
「一緒に行こう、それじゃあね」
こう話してそしてだった、二人でだった。
その喫茶店に向かった、それぞれの人との楽しい思い出はそこで話した。その中であの人達が楽しく生きていることを実感した、私達も楽しい思いをして。
LIFE 完
2013・6・2
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