暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン19 副将(?)、戦いの中進化する竜
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ードの属性は「闇」としても扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。
この効果でカードの発動を無効にする度に、
このカードの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。
自分フィールド上のカードを全て破壊する。
選択したモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。

 光と闇の竜 攻2800→2300 守2400→1900

「改めて攻撃だ、光と闇の竜!ダークパプティズム!」
「ポ、ポセイドン・ウェーブを………!」

 もちろんわかってる。通るわけがない。でも、なにかせずにはいられなかったんだと思う。無理なのは百も承知だけど、それでも半ば無意識に発動していた。

 光と闇の竜 攻2300→1800→清明(直接攻撃)
 清明 LP100→0





 僕のライフが0になったことでデュエルが終わり、ゆっくりとソリットビジョンのドラゴンたちが消えていく。完全に姿が見えなくなる寸前にチラッと見えた2体の表情がなんとなく悲しそうに見えたのは、本当に僕の気のせいなんだろうか。ごめん、なんとかしようと思ったけど、僕じゃ万丈目は止められなかったよ。

「ねえ、ユーノ」
『んー?』
「僕、今はまだ弱いけど、もっと強くなるよ。もっと強くなって、もうこんなやってらんない気持ちを味わうことがないようにするんだ」

 正直、自分でもいいかげんな宣言だと思う。小学生が作文に書く未来の夢じゃあるまいしね。きっと笑われるかと思ったけど、意外にもユーノは真面目な顔で、黙ったまま最後まで聞いてくれた。

『そっか、頑張れよ。俺も応援ぐらいは片手間にしといちゃるからな。でもま、今はとりあえず顔上げとけ。まだ十代が残ってんだろうが』
「うん、そうだね……」

 僕に気を使ってくれてるんだろうか。まだ5分経たないと始まんないのに。まったく、肝心なところで抜けてるんだから。でも、『強くなる』って言ったそばからいつまでも落ち込んでちゃいけないよね。後は任せたよ、十代。
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