ターン19 副将(?)、戦いの中進化する竜
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果の発動にはモンスターを手札から捨てる必要がある。今の万丈目の手札は0、次のドローだけでなにかしらのカードを引くなんてことはまさかないだろう。…………いや、万丈目の目は本気だ。なんだろう、嫌な予感がする。
「俺は………俺は、もう負けるわけにはいかんのだ!」
「ま、万丈目?」
「いいか遊野清明、それに遊城十代!俺はお前らのように、ただ毎日ヘラヘラ笑って楽しんでデュエルしていればいいのではない!俺のこの肩には、万丈目グループとしての誇りと期待がかかっているんだ!だから俺は、とにかく勝たなくてはいけないんだ!今日も明日も明後日も、その次の日もまた次の日も!だから頼む、俺のデッキ!俺を勝たせてくれ!」
正直なところ、何も言うことができなかった。出てく前とあんま変わってなかったからあんま心配してなかったけど、まさかここまで万丈目が思い詰めてたなんてねえ。
「………ドロー!そして、強欲カウンターが2つになったカケラを墓地に送ってさらに2枚ドロー!2枚目のレベル調整を発動、相手のドローと引き換えに俺が召喚するのは、アームド・ドラゴン LV7!そして俺の場のLV7をリリースすることで、アームド・ドラゴンは究極の進化を遂げる!出て来い最後のアームド・ドラゴン、アームド・ドラゴン LV10!」
万丈目の本気に、そのデッキは答えたらしい。アームド・ドラゴンの全身が全体的に黒っぽい色になり、体も一回り大きくなる。だが何よりも大きな変化は、その巨体が放つ圧倒的な威圧感だろうか。
アームド・ドラゴン LV10
効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在する「アームド・ドラゴン LV7」1体を
リリースした場合のみ特殊召喚する事ができる。
手札を1枚墓地へ送る事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
『なんだこの万丈目。すげー漫画版っぽいんですが』
「アームド・ドラゴンでムーラングレイスに攻撃、アームド・ビッグ・パニッシャー!!」
アームド・ドラゴン LV10 攻3000→氷霊神ムーラングレイス 攻2800(破壊)
清明 LP300→100
「くっ………!」
「俺はこれで、ターンを終了する。そうだ遊野清明、いつまでもこのぬるい環境でばかり戦ってきたお前が、一度地獄を見てきたこの俺に勝てるものか!」
『ん、LV10の効果を使わない?確実な勝ちのチャンスを捨ててまで手札に残しておきたいほどのカード………まさかアレか?』
清明 LP100 手札:4 モンスター:青氷の白夜龍(攻) 魔法・罠:なし
万丈目 LP700 手札:1 モンスター:アームド・ドラゴン LV10(攻) 魔法・罠:2(伏
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