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環の理
鋼の錬金術師
イシュヴァール殲滅戦
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級高いよ?



 「くそーーー!!」

 「うおっ!あぶねぇ……よ!」



 ザシュッ!手持ちの剣で一閃し、敵を退ける。あっぶねぇ〜な、おい。



 「ぐ……ぞ……」

 「二人一組でかかれ!片方が片方の死角を守るんだ!」

 「「「イエッサー!!」」」





 〜〜〜〜〜〜





 ……それから何時間戦っただろうか?鳴り止まぬ銃撃音を背にしてイシュヴァール人と戦う。倒れていく仲間から目を背けて前進し、遭遇したならまた殺す。その繰り返しにピリオドを打ったのは一つの白旗だった。



 「む……?」

 「?」

 「お……?」



 皆の視線は白旗に集中する。その白旗を抱えた集団の中から一人の老人が出て来た。



 「なんてぇこった……イシュヴァラ教最高責任者ローグ=ロウか」

 「いかにも」

 「イシュヴァールの奥地に逃げたんじゃないの?」

 「皆が戦い散って行くのを見て黙っていられる神経は持ち合わせておらんよ」

 「…………」

 「キング・ブラッドレイと話がしたい」

 「何!?」

 「我が命と引き換えに今生き残っているイシュヴァール人の助命を乞う」



 髭眼鏡のオッサン、もといヒューズ大尉が驚く。そりゃそうか……お偉いさんが態々頼む事じゃないもんな。



 「イシュヴァールの要である大僧正ローグ=ロウの首だ。文句があるかね?もう……双方死ぬのは私で最後にしてほしい」

 「分かりました。上に話を通しましょう」



 ヒューズ大尉も思う事があったみたいでその要件をすんなりと受け入れた。



 「撤収!怪我人引き連れて拠点に下がれー!」

 「「「イエッサー!」」」



 ある兵は怪我人を背負い、ある兵は衛生兵を連れてくる。私とヒューズ大尉と他数名はフェスラー准将の元へローグ=ロウを連れて行く。



 「お?何だ?何故戦闘を止めた?あれは何者だ?」

 「イシュヴァラ教最高責任者ローグ=ロウです。大総統閣下に話がしたいと言うので連れて来ました」

 「馬鹿者!殲滅だ!誰であろうと一人残さず殺せと言う命令だ!」



 まーた変な事言いだしてんなこのオッサンは。



 「誰が戦闘を止めろと言った!持ち場に戻れ!ええい……良い所まで押していたというのに……イシュヴァールの豚共を殲滅しろ!突撃だ!さっさと全区を陥として来いグズ共!」



 ……ここら辺が潮時かな。イシュヴァール人も血管が浮き出てるし。



 「どうした早くしろ!命令が……」

 「准将知ってる?戦地での士官の死因の二割が部下による殺
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