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【完結】剣製の魔法少女戦記
第四章 空白期編
第百二話      『続・なのはのシホちゃん観察記録+α』
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ご主人様(マスター)はシホと一緒になにかをする時がなんだかんだで一番生き生きしています。思わず嫉妬してしまうほどに…」
「あそこまで揃った動きができるというのはユニゾンデバイスとしましては見習わなければいけませんです!」

はやてちゃんとキャスターさんやリインもそう思っているらしいね。
もう二人はシンクロしているよね。
そしてシホちゃんと士郎さんはとどめと言わんばかりにデバイスを弓形態にして同時に構えて次も同じく魔法版カラド・ボルクを弓に番えて集中する。
この瞬間、やっぱりなにか気が引き締まる思いになる。
宝具を使うわけでもないのに思わず緊張して手に汗を握ってしまう。
そして溜めに溜めた魔力矢はその真価を発揮する。

「「カラド・ボルク!!」」

二人が同時に叫び放たれた二本の矢は暴走生物に直撃し爆発を起こす。
…ちなみに余談だけど二人の放つカラド・ボルクはシグナムさんのシュツルム・ファルケンと同等かそれ以上の威力らしい。
宝具を使わなくてもやっぱりシホちゃん達は強いって証拠だね。


閑話休題


それで暴走生物は爆発の余波もくらって地面に倒れこんだ。
うーん…今回はシホちゃんの観察もあったけどあんまり砲撃ができなかったので不完全燃焼気味です。
最近のシホちゃんは一緒の任務ではあまり前に出させてくれないからね。
…まぁ、あの事件のせいでもあるんだけど妙に過保護気味なんだよね。
それは確かに嬉しいけど、やっぱり隣で一緒に戦いたい…!
だからこの任務が終わったらシホちゃんに色々と相談してみようと思います。
それから事後処理も終わらせて暴走した生物を転送ポートで本局まで護送し任務は終了となった。


◆◇―――――――――◇◆


それから今日はこのままはやてちゃんの家で一緒に食事をする事になっています。
だけどそこでもシホちゃんと士郎さんの息が合っていました。
二人で料理を作る際に、シホちゃんが士郎さんになにかを聞こうと口を開く。

「士郎」
「塩だな…?」
「えぇ」

ただシホちゃんが士郎さんの名前を呼んだだけなのに士郎さんはすぐに希望の調味料を出して渡していました。
シホちゃんは「さすが!」と言わんばかりの顔です。
他にも、

「シホ、次は…」
「大丈夫よ。もう終わっているから次の作業をこなしましょう」
「了解した」

おそらく料理の盛り付けを頼もうとしたのだろうけど士郎さんがなにかを言う前にシホちゃんは終わらせていました。
それに士郎さんは不満な表情はせずむしろ「当然だな」と言わんばかりの笑みを浮かべていた。
ここまでくるともうプロの領域だね。テレビに出れるかもしれないです…。
それで思わず手伝いもできず手持ちぶさたでいるアインスさんが二人の息の合った
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