暁 〜小説投稿サイト〜
イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第3話『海龍発動』
[10/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の程度なら、簡単に止められる)」

「(ふん、目に物見せてやるよ)」

互いに定位置につき、試合開始を示すホイッスル前から構える両者。そして”ピィーッ!”とホイッスルが響くと共に、試合が開始される。




「いつでも来い!」

「行くぜ!驚くなよ!!」

結局昨日何が起こったかは覚えていない。しかしそれでもあの時、強い想いと共に体中に力を込めた感覚は記憶以上に、体が覚えている。

「うおおおおおおおぉぉぉぉぉッ!!」

昨日のように体全体に力を込め、大きく叫ぶ。それに反応するかのように龍野の体から漂う黒いオーラ。

「!?、まさか!!」

対戦相手である白咲だけでなく、観戦席に帰る選手達ももしや、と動揺した表情を隠し切れていない。そして選手達の予想は直感し、黒いオーラは形を形成し、次の瞬間化身は真の姿を露わにする。

”グオオオオオオォォォォォ────ッ!”

出現するなり大きな咆哮を上げる化身、それは三つの首を持つ海龍。その姿に思わずイシドと浪川を除く全員、驚いた様子だった。

「あれが、彼の化身か」

「はい。あいつの特訓の、シードとして得た強さの証です」




「これが!俺の化身!!”蒼海龍(ソウカイリュウ)トライリヴァイア”だッ!」

予想外の化身の出現に、先程まで余裕の様子だった白咲の表情は一変した。

「喰らいなッ!これが俺の化身シュートだ!!」

シュート体勢に入ると共に、トライリヴァイアの三つの口に力を溜めるかのように、青い光を放ちながらエネルギーが灯り、龍野がシュートすると共に三つの口から一気に貯めたエネルギを解き放ち、そのパワーをボールに込める化身シュート。

「オーシャンフォースッ!!!!」

強力なパワーに一瞬怯まされてしまいながらも、白咲もそのシュートを止めようと構える。

「ぐっ!やらせるものかッ!クリスタルバリアッ!!」

目の前に氷の結晶のような壁を生み出し、壁に触れたボールを凍らせて止める必殺技”クリスタルバリア”を放つが、龍野のシュートは氷の壁を突き破り、そのまま白咲を吹き飛ばしゴールへと突き刺さる。

「決まったぜーーッ!!」

シュートが決まり、龍野の勝利が決まる。この勝利は決してまぐれではない。化身を呼び出し、この前よりも遥かに成長した今の龍野の実力をその場の全員認めざるを得なかった。




「……すまない。正直君の事を侮っていた。化身まで使えるようになっていたとは、見違えるような実力になっている」

「ありがとう。アンタも強かったぜ?」

「そうか。次は負けないからな」

最初は龍野の事を侮っていながらも、実力を認め握手を交わしその場から去っていき、試合の様子に浪川は満足したように笑
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ