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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第3話『海龍発動』
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イドンもまた、ファルコに退けを取らぬ威力のシュートを放つ筈。
「俺のシュートを蹴り返す事が出来れば、化身使いになれる筈だ!必ずお前の中に眠る化身は目覚める!早速行くぞ!」
「あ、あぁ!!」
「うおおおおおおォォォォォッ!!」
化身であるポセイドンは手に持つ槍を振り下ろすと共に、シュートが放たれる。風を切って向かって来るシュートに一瞬怯みながらも、力を込めてそのシュートを蹴り返すが、ボールの威力は強く、蹴り返そうとする龍野の足は徐々に押し戻されていき、そして吹っ飛ばされる。
「ぐああああっ!」
吹っ飛び地面へと倒れるが、勿論これくらいで諦める訳がない。直ぐに立ち上がり、「もう一回」と再度トライしようとするも、ふと浪川の方を見れば少しだけ息は乱れていた。
「浪川?」
「何でもねぇ!続けるぞ!」
「おぉ!!」
再び放たれる化身のパワーを込めてのシュート。しかし今度は一瞬も怯む事なく、体に力を込めてシュートを打ち返そうと蹴り返し、その際龍野の体から、浪川が最初に見た時よりも大きな黒いオーラが漂う。
「(行けるか!?)」
「うおおおおおおッ!!」
力を込めていくが、徐々にボールの勢いに押され始め、またも吹っ飛ばされてしまい黒いオーラは消えてしまう。
「ハァ……ハァ……駄目か、次行くぞ!」
「あぁ!!」
何度も何度もシュートを放っていくが、それを蹴り返すことはできず何度も吹っ飛ばされ、それでも、傷だらけになりながらでも何度も立ち上がる。
「何でできないだよ!クソッ、浪川もう一回!!」
「お、おぉ……!」
再びボールを蹴ろうとした時、突然ガクッ!と膝をついてしまう。突然のそれには思わず龍野も動揺を隠せない。
「浪川!?」
「ハァ、ハァ……悪ぃ、少しだけ休憩にしてくれ」
「あ、あぁ。息もだいぶ荒れてるけど大丈夫なのかよ?」
「……悪いな、化身ってのは結構体力使うんでな、案外化身はデメリットな面もあるんだよ」
「体力使うって、さっきからずっと呼び出してたけど、相当体力消耗してるんじゃ?」
「ちょっと無理しすぎたみたいだ。まぁ少しだけ休んだら、特訓再開だ」
「……ごめん。化身ってただすごいものとしか思ってなかったから、体力使うとか知らなくて、俺のせいで相当無理させて」
「気にすんな。俺が好きにやってんだ。お前が気にする必要はねぇよ」
「でも────」
「俺はな、ただ似たような境遇だからってだけで、こんな事してんじゃねぇぞ?」
「?」
「どんな特訓でも諦めねぇから、喰らいついてでも上を目指そうとするから俺はお前の力を伸ばしてやりてぇと思ってる。シードとしての実力をつけてやりたいと思ってる。だから俺は最
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