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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第3話『海龍発動』
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ぐに、真剣な顔つきな顔へと戻った。




「龍野、休みなしで早速次の特訓と行くか」

「お、おぉ。でも特訓って具体的には?ドリブル?ボールカット?それともまだシュート練習?」

雰囲気が変わった様子の浪川に少しだけ動揺しながらも内容を尋ねるが、「嫌」と彼はそのどれにも首を振り、そして言う。

「今から、お前の化身を引き出すための特訓だ」

「……はあぁッ!!?」

信じられなかった。今日化身を見たばかりの自分がその化身を引き出すの事など、あり得なかった。だが浪川もまた根拠もなしに、言ってる訳ではなかった。

「(こいつがさっきシュート前に力を込めて時、確かに)」

シュート前に体全体に力を込めた際、出現した波でほとんど隠れていたものの、確かに浪川の眼は龍野の体から漂う黒いオーラを目にしていた。

「(一瞬で消えたとはいえ、間違いなくあれは化身使いとしての兆しの筈だ)」

「浪川、俺にいきなり化身出すための特訓しろだなんて、そればっかりは無茶じゃ?」

「無茶じゃねぇ、俺はお前なら化身使いなれると確信を得てるつもりだ!まだテメェなら上を目指せる!俺もそう思ってる。テメェ自身はどうなんだ?」

「……分かったよ、もっと上を目指す!お前の確信が外れないようにできる限りやり切るよ!」

「そう来なくっちゃな!」

「でも化身出す訓練って具体的には?やっぱりさっきみたいに体全体に力を溜める感じ?」

「力を溜めることも必要だが、それだけじゃ足りねぇ。だから、俺の化身で、お前の中に眠る化身を叩き起す!」

「化身って!?浪川も化身出せんの!?」

「言ってなかったか?俺も一応化身使いなんだよ」

「まぁシードだもんな、当然か」

「別にシードだから化身使いってわけじゃねぇぞ?化身使い出なくともシードになってる奴は幾らでも居る」

「そうなの!?」

「そうだ。化身も力の一種だが、化身使い出ない者も高い身体能力を持ち、その能力が認められばシードとなれる。まぁんな話はどうでもいい。早速練習するぞ?」

ボールを自分の足元に置き、互いに構える二人。そして隼総の時のように浪川も体全体に力を込め、体から黒いオーラが漂う。




「出てきやがれッ!海王!ポセイドン!!」

出現する強大な三又の槍、それを握り絞めるは海の王であるポセイドン。隼総が呼びだした化身、ファルコとはまた事なるその迫力に、ただ圧倒されてしまう。

「今から俺が化身を出してのシュートを打ち続ける。化身を呼び出してのシュートがどれほどの威力かはもう見た筈だよな?」

「あ、あぁ」

観戦した時に見たファルコのシュートはブロックした相手キーパーをも軽々と吹っ飛ばしてしまう程。浪川が呼びだしたポセ
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